閑話 ?????「お前らいい加減にしろっ」
閑話です。
話しの流れ的には、一番最初から一番最後まで行きます。
世界が揺れ動こうとしている。また、愚かな事に争うのだと。主の庭を追われた同胞同士で殺し合う、愚かで、愛すべき、愛しき子等……。
主義主張が違うこその、多様性を否定して、国家となったおバカさん達。ああ、可愛いわ…。
でも、彼らは来てしまった。戦うために……。理の外から来た。彼らに直接の妨害はできない。それが、主が望んだ事。でも、間接的であれば、主の願わない事には当らない。
だから、愛しき主の子等に予言を授けるのだ。必ず、世界の終りが来ると。東方の悪魔が、やって来ると。
ほら、主を信じないと言った君も、恐ろしいのでしょ?だったら、力を蓄えなさい。時が来れば、悪魔を滅ぼせられるから…ね?
やっぱり、悪魔には敵わなかったね。君が主を否定なんかするからだよ。主は、いつも君の行いを見ている。そして、主に本当に仇名すならば、私が殺してあげるから。ね?
ふふ、怖い怖い。そんなに暴れ散らしても、私は物理世界に干渉する許可は得て無いんだ。だから、君の心にいるんだ。さぁ、もっと強くなりなさい。そうしないと、もっともっと、苦しむ事になってしまうよ?
うん?死にたくない?あはは、なら、処分しなよ。君が、神になったつもりでね。できるでしょ?ふふ、ふふふふふ……。
人間が沢山死んだね。主は、どうお思いでいらっしゃるか……。主は、いつお目醒めになるのか……。私には、分からない。でも、主のお創りになられたこの世界は、護らなければならない。
それが、我らカラドルドの使命なのだから……。
想定外だ。奴ら、こちらに物理攻撃で干渉してきた。しかも、既に上層部は完全に破壊されてしまっている。今の稼働数で、対抗できるかは非常に不安がある……。ぅん?召喚?珍しいねぇ……。
「おお、本当に……」
ちょび髭の男は、半信半疑だった様だが、私の姿を見て核心に代わった様に、目をぎらつかせた。
「私は神兵カラドルド。私に、何か用かい?」
「……?」
しかし、彼らは私達が話す神代語を理解しなかった。非常に面倒くさいが、彼らが話す言葉……ラテン語に似た言語に翻訳して再度話しかけた。
「私は神兵カラドルド。私に、何か用かい?」
「お、おお!我々のお言葉が通じましたか……!」
「私は君の願いを叶えたまで。さて、私に何用かね?」
ちょび髭の隣に立つ男が、ベラベラと早口に何かを喋り出した。早過ぎて、聞ききれないが要するに、「世界最強の国を滅ぼしてほしい」と言うものだった。
「世界最強の国を滅ぼす……ね。良いけど。では、契約しましょ」
場が沸きたった。この際、彼らの目を向ける陽動に使わせてもらいましょう。
契約が完了し、少しばかり観察していると、ちょび髭が近付いてきた。
「我らが主にお仕えする方、一つお聞きしたいのです」
「うん?良いわ。聞かせてみなさい」
「はい。我が国の行く末、どうなるのでしょうか」
「……。このままじゃ、滅ぶわね」
喜び合う声が、一気に静まり返った。
「な、何故ですか!?」
「何故って、世界最強の国と戦争するんですもの。数年後には、草一本も生えて無いわよ?」
「日本共和国は、それ程強大な国なのですか!?」
「うみゅ?何で、IOJが出てくるのかしら?世界最強の国はILLでしょ?」
「へ?」
「IOJは最強国家であって、世界最強国家では無いわ。なんせ、この方面のILLはIOJの20倍の強さを持つのよ?まさに、世界最強国家でしょ?」
「そ、その様な聞いた事の無い国を滅ぼされても……」
「うーん。なら、ファスサやサラメアと言った国を知っているかしら。ILLは、その地域を植民地として持つ国よ?」
誰もが、理解出来ないと騒ぎ出した。しかし、契約がなった以上、変更は不可能だ。そう告げて、私は絶望的な顔をした、愚か者達に別れを告げた。
主よ。先に逝く私を……お許しください……。後悔の念と共に、私の魂は破壊され、自由の身となったのだった……。
カラドルド「人間のくせに、神の創造物に干渉できるとかおかしいだろ!」
日本共和国「え?そうなの!?」
カラドルド「当たり前だ!いい加減にしろよ!」
日本共和国「だって、人間も『神の創造物』じゃないの?」
カラドルド「違うそうじゃない。そんな、勝手に生えてきた奴らの事なんか知るか!」
日本共和国「え!」
カラドルド「神の創造物と言うのは、この世界の事だ。生物の創成なんて、我らが主の力では不可能だ」
日本共和国「なん…だって!?」
カラドルド「まぁ、アイツならできるだろうがな。別世界の神クリスならな……」
日本共和国「kwsk」
カラドルド「言うかボケ!」




