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勘違い?
キイナside
「なに…。」
「だから、そのさっきのは…。」
「…。」
「お前への告白の練習なんだよっ!!!」
「は?」
いやいやいや、小学生かよ。
「まじなんだって!里佳に聞いてみろよ。」
「ちょっと、琉生兄ちゃん!って、あ、キイナさん?」
「どうも…。」
「はじめして!私、上野里佳って言います。」
「里佳…さん。」
かわいらしい子。赤リボン…1年生だ。
「こいつ、俺の年下幼馴染みでさ。」
「うん。」
「キイナのこと話したら告白の練習しようとか言いだして。」
「ごめんなさい、勘違いされました?」
里佳さんは、申し訳なさそうに言う。
「あ…はい。」
「ほんと、全然琉生兄ちゃんには興味ないんで!」
「おい。」
「だって、彼氏一筋だもん。」
「だなぁ。ってことで、俺、キイナのこと「好き!」
「え?」
「私…琉生君がやっぱり好き!!!」
「…。やべ。うれしすぎる。俺も!俺も好きだ!」
「うん!」
こうして、目の前に里佳さんがいるもの忘れ、
私たちはキスをした。
そして、琉生君と浮気をした理由や、真司とは何もなかったことなどを話した。すごく、本音で、すごくうれしかった。ありがとう。
～*END*～
