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保健室での告白。

キイナside


目の前で、琉生君が倒れた。

私を守ろうとして?

そして、笹野君も琉生君とぶつかったからか、腕をおさえている。


「保健委員!」体育の先生が叫んだ。

あ、私じゃん!

「はいっ!」

「じゃあ、津田は先生が運ぶから、笹野たのむ!」

「分かりました。」


そして、先生は琉生君をおんぶした。

私は笹野君に

「大丈夫?たてそう?」と声をかけて、

「ん。ちょっと肩かしてほしいな。」と言われ、

肩を貸しながらよたよたと保健室へ向かった。


保健室に保健の先生はいなくて、

体育の先生が、探しに行ってくると言って出て行った。

琉生君は相変わらず倒れて意識を失ったままだ。


「中森って、琉生がすきなんだろ?」

「えっ!?」

「見てたら分かる。」

「うん…そうだよ…。」

「そっかー!俺失恋じゃんー!」

「へ?」

「俺さ、好きだったんだよ、お前が。」

「ふぇ!?うっそ!」

「ああ。本当は奪いたいとこだけど、そんな隙ないみたいだからあきらめるしかないかー。」

「?」

「まぁ、いいわ。俺、治療とかどうでもいいし、行くな。」

「え、いいの?まぁ、分かった。」


笹野君がいなくなった部屋で、琉生君の頭をなでた。

そして、「琉生君。琉生君。」と何度も名前を呼んだ。

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