表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
simane☆Revolution  作者: 櫻木サヱ
東京でのchallenge
9/33

厳しいスタート

朝、東京の冷たい空気に包まれながら、わしはレッスン室の前で深呼吸した。

「よし……今日も全力でやるけぇな」


ドアを開けると、昨日とは違う厳しい空気が漂っとった。

先輩たちは黙々とウォーミングアップをしていて、話しかける余裕なんてなさそうじゃ。

「……す、すごい緊張する……」

小さく呟きながらも、わしはその輪に入るしかない。



最初のダンスレッスンが始まると、振り付けの速さに思わず戸惑う。

「うわ……島根とは全然違う……!」

手足が思うように動かんし、音も少しズレてしまう。

葵レナがすぐ隣で、冷たい目でわしを見とる。

「桜庭さん、遅れてるわよ」

言い方にムッとしそうになるけど、わしはグッと堪える。


「……よし、次こそ完璧にする!」

心の中で拳を握り、もう一度振り付けを頭に叩き込む。



休憩時間、同期の橘美月が近づいてきた。

「桜庭さん、まだ島根気分抜けてないんじゃない?」

わしはムッとするが、口には出さん。

「……東京じゃ、全力出すだけじゃけぇ」

美月の挑発的な笑みに、心が少し熱くなる。

「負けんけぇな……!」


午後のボーカルレッスンでは、音程が外れて先輩に注意される。

「桜庭!声の出し方が甘い!」

わしは汗だくになりながら、心の中で叫ぶ。

「……悔しい……でも、負けん!」



夜、寮に戻ったわしは鏡の前でひとり振り返る。

今日の失敗、先輩たちの厳しさ、ライバル美月の挑発――

全てがわしを成長させる糧になると信じたい。


「東京、甘くない……でも、わし、負けん」

島根で培った根性と熱い気持ちを胸に、わしは明日のレッスンに備えて眠る。


こうして、凛の東京研究生生活は、本格的な試練の幕を開けたんじゃ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ