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新たな夢への挑戦、ソロデビューの話
全国ツアーを終え、凛の胸の中には新たな夢が芽生えていた。
「……わし、次はソロで輝くんじゃ!」
自分の歌声と表現力だけで人を魅了する――それが凛の目標だった。
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芦田先生が声をかける。
「桜庭、次はソロ曲の練習じゃ。全国ツアーで培った力を、自分だけの力に変えるんじゃぞ」
凛は深呼吸をして頷く。
「……はい、絶対やり遂げるけぇな!」
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最初の練習は難航した。
振り付けも歌も、全部自分だけで完璧にこなす必要がある。
「……む、むずい……でも、絶対できる!」
美月やみゆが隣で励ましてくれる。
「桜庭、わしらも応援しとるけぇな!」
その言葉に、凛の胸が熱くなる。
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昼休み、仲間たちと談笑しながらも、頭の中はソロ曲の振り付けでいっぱい。
「ここはもっと表情を意識して……ここは手の角度を……」
練習を重ねるたびに、自分だけの表現力が少しずつ磨かれていく。
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夜、寮に戻り日記を開く。
「全国ツアーも楽しかったけど、わしの本当の夢はソロじゃ……次は、わしだけのステージで輝くんじゃ!」
東京の夜景を眺めながら、凛の胸の奥の闘志は再び燃え上がる。
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窓の外を見つめ、凛は拳を握りしめる。
「よし……ソロデビュー、わしの全力で挑むんじゃ!」
こうして、凛は全国ツアーでの成長を糧に、自分だけの夢であるソロ活動への挑戦を決意したんじゃ。




