全国大会本番、スポットライトの中で
舞台のカーテンが開き、凛はスポットライトに包まれる。
「……うわ、観客めっちゃ多い……!」
胸の奥が熱くなり、心臓はドクドク鳴る。
深呼吸し、振り付けの確認を思い出す。
「島根魂と東京での経験、全部出すんじゃ!」
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音楽が流れ始め、同期の美月やみゆと息を合わせて動く。
ステップ一つ一つに集中し、笑顔も忘れず表情に力を入れる。
「……できる!昨日よりずっと正確じゃ!」
観客席からの大歓声に緊張はさらに高まるが、心の奥では楽しさが勝つ。
「これがステージの楽しさなんじゃな……!」
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途中、振り付けが少し乱れそうになるが、美月が横で手を合わせ励ましてくれる。
「……ありがとう……!」
瞬時に修正し、全力で踊り抜く凛。
先輩のレナも舞台袖からうなずき、目で激励する。
「桜庭、堂々と動いとるな」
その視線に、凛の胸が熱くなる。
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曲のラストポーズを決めた瞬間、会場から大歓声が巻き起こる。
凛は息を整えながら心の中で叫ぶ。
「……わし、やったんじゃ……!」
楽屋に戻ると、芦田先生が満足げに微笑む。
「桜庭、全国大会でも素晴らしい出来じゃ。これからがさらに楽しみじゃな」
凛は胸を張り、にっこり笑顔を返す。
「……はい!次はもっと成長して見せるけぇな!」
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夜、寮で日記を開き、今日の達成感を振り返る。
「全国大会も乗り越えられた……でも、まだまだじゃ。次はもっと強くなるんじゃ!」
仲間や同期、先輩、ライバルたちへの感謝を胸に、凛は次なる挑戦への決意を固める。
「よし……次の舞台も、わしの全力で挑むんじゃ!」




