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緊張と期待の中で
全国大会の舞台を目前に、凛は寮の自室で鏡を見つめる。
「……うわ、明日が本番なんじゃな……」
手が震え、心臓はドクドク鳴るけど、胸の奥でワクワクが湧き上がる。
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今日の最終練習では、振り付けや笑顔、声の出し方の最終チェックを行った。
「……少しずつ、できるようになっとる」
鏡に映る自分の姿に、昨日までの成長を感じる。
美月がラインでメッセージを送ってきた。
『桜庭、明日も全力で楽しもうな!』
思わず笑顔になり、返信する。
『うん、絶対負けんけぇな♡♡』
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夜ご飯を食べた後、凛は振り付けノートを開き、ステージでの動きや表情をひとつひとつ確認する。
「……ここはもっとキレを出す、ここは笑顔を意識……」
体は疲れていても、島根魂が止まらん。
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ベッドに横になり、窓の外の東京の夜景を眺める。
「島根の仲間、里奈、美月、みゆ……みんなのためにも、絶対成功させるんじゃ!」
緊張と期待が交差し、胸の奥の闘志が再び燃え上がる。
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深呼吸して目を閉じる。
「よし……明日、全国大会、本番じゃ……!」
凛の目は、未来のステージに向かって熱く輝いとったんじゃ。




