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simane☆Revolution  作者: 櫻木サヱ
東京でのchallenge
12/41

firststage

今日のレッスンは、初めてのステージ練習。

広いスタジオにスポットライトが当たり、まるで本番のような雰囲気が漂っとる。

「……うわ、まじで緊張する……」

わしは心の中で小さくつぶやき、深呼吸をする。



ステージの端に立つと、先輩たちの視線がビシッと飛んでくる。

「桜庭さん、初めてにしてはいいけど、笑顔とキレが足りん」

葵レナの厳しい指摘に、わしはハッとする。

「……はい……次は絶対に」


振り付けが始まると、わしの足が一瞬もつれた。

「うわ、やば……」

スポットライトの下で緊張し、思わずステップを間違える。

美月が隣で正確に動くのを見て、胸がギュッと締め付けられる。


「……負けんけぇな!」

島根での根性を思い出し、もう一度立ち直る。



何度も繰り返すうちに、少しずつ動きが合ってきた。

でも、声はまだ小さく、表情も硬い。

芦田先生が腕組みして観察する中、わしは心の中で叫ぶ。

「……もっと出せ!笑顔も、声も、全力じゃ!」


休憩時間、同期の美月がそっと声をかけてくれた。

「桜庭、焦らんでええ。少しずつ、慣れれば大丈夫」

その言葉に、わしの胸の奥が温かくなる。

「……ありがとう、美月」

仲間の存在が、こんなにも支えになるとは思わんかった。



午後の最後の通し練習では、失敗もあったけど、昨日よりずっと安定してステップを踏めた。

「……まだまだじゃけど、前よりマシじゃ!」

汗だくで鏡に映る自分を見て、少し笑顔が戻る。


夜、寮で日記を開きながら、今日の反省を書き込む。

「笑顔が足りん、声も小さい、でも少しずつ成長できた」

島根の仲間や里奈の顔を思い浮かべ、決意を新たにする。

「よし……明日も全力で、もっと強くなるけぇな!」


こうして、凛の初ステージ練習は失敗と学びの連続だったけど、少しずつ東京での自分を作り上げる一歩になったんじゃ。


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