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simane☆Revolution  作者: 櫻木サヱ
東京でのchallenge
10/33

ライバルとの対決

朝のレッスン室に入った瞬間、わしの目は橘美月に釘付けになった。

今日の課題は、ペアでのダンスバトル。

誰と組むかと聞かれた瞬間、美月とペアだと告げられ、わしの胸が熱くなる。


「……美月、今日こそ負けんけぇな」

小さく呟き、握った拳に力を込める。

美月は薄く笑って、挑戦的な目でわしを見返す。

「桜庭さん、地方出身の癖に生意気ね。覚悟しといてよ」



ダンスバトルが始まると、わしの心臓はバクバク。

美月の動きは速く、正確で、凛の全力でも追いつけん場面が多い。

「うわ……やっぱ、甘くねぇ!」

でも、島根で培った根性がわしを支える。

「負けるわけにはいかん……!」


二人の動きがシンクロする瞬間、芦田先生が鋭い目で観察する。

「桜庭、もっとキレを出せ!」

「美月、もう少し柔らかく!」

言葉の一つ一つが、わしの心に火をつける。



途中、何度もステップを間違えるわしに、美月が小さく笑う。

「……まだまだじゃん」

ムカッとする気持ちを抑え、わしは深呼吸。

「……今のわしじゃまだ弱いけど、次こそ絶対!」


二回目のバトルでは、わしの足も手も、昨日より確実に動くようになっとった。

美月との動きが少し噛み合い、互角の勝負ができる瞬間もある。

「……これじゃ!この感覚じゃ!」

胸の奥が熱くなり、汗で髪が顔に張り付くけど、止める気はさらさらない。



レッスン後、美月が小さく言った。

「……桜庭、思ったよりやるじゃん」

わしは少し驚き、でも内心ガッツポーズ。

「……まだまだじゃけど、絶対負けんけぇな」


寮に帰る道すがら、東京の夜風が顔を撫でる。

「島根での根性も、東京で通用するんじゃ……!」

挫折と達成感が入り混じった胸の高鳴りを感じながら、わしは明日のレッスンに向けて気合を入れる。


東京研究生生活は、まだ始まったばかり。

でも、ライバルとの初バトルで、わしの闘志は確実に燃え上がったんじゃ。


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