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ハブ酒59

想定運用としては、RLの蔓延っている地域に解き放ち、RLを捕食させて、食べる物がなくなれば共食いを始め、最後に食べる物が無くなって餓死をする。



エコというのか、ストーリーが仕上がっているというのか……ただ今は、その性質を利用させて貰う。



トカゲの化け物にとって、このランニングは死の行進。



死ぬ事すら想定されている体で、生きる為には捕食しないといけない体で、走り続けるというのは、



『パァッァァァァァァァ…………パァッァァ…………』



死に直結してしまう。



命を燃やして追い続けるか否か……選択肢は一つに二つ……



「きゃあぁあぁあぁあ!!!!!!」



『バキバキ!!!!バキンッ……!!!!パァッァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!』



か、三つ。



「良いぞ!!その調子で、追い掛けて来い!!」



その激しく消耗する体を維持する為に、道端にいる人間を捕食するという選択がある。



自分の事を追い掛けながら、体を維持するために人間を次々と捕食しながら走るトカゲの化け物。



振り切ろうと思えば容易いが、それは目的では無い。



「うあわあぁあぁあぁ!!!!」



『バキバキ!!!!バキンッ……!!!!パァッァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!』



遠慮無しに人間を食べるトカゲの化け物を引き連れて、街中をランニングするだけで人が減っていく。



付かず離れずの距離を保ちながら、奴等が用意した生物兵器で人間を処理するのは楽で良い。



マナで酷使した体も大分癒えて来て……



『パァッァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!』



『グゥゥ……グルゥアァァァァアァァァアァ!!!!!!』



「トカゲの化け物……それと……」



少し離れた先からトカゲの化け物の咆哮が聞こえる……それと一緒に例のあの声。



別にわざわざ、そっちに行く必要はないのだが……何となくあの存在が気になって、足が向かう。



ライバル……天敵……そんなのではないが、



「いた」



ドラゴンの姿を見ると、何か心が沸き立つ。



まるで同郷の友を見付けたかのように、ついついドラゴンの方へと向かって行ってしまうと、



『ガシィ!!!!』



「おっ…おい!!」



『バッッサァァァァァァァァァァ!!!!!!』



間抜けにも無防備に近付いた所をドラゴンに掴まれて、空に飛び上がった。

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