ハブ酒47
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「うわぁぁぁぁ!!!!!!!!」
子供達の泣き声が聞こえる。
泣いている……顔から大きな涙を流し、顔をグチャグチャに濡らしながら、大きな声を上げて……
側にいる人は誰も、子供に手を伸ばそうとしない。
泣いている子供をあやす親もいなければ、一言「迷子?」と聞いてくれる大人もいない。
泣く子供の側にいる人達はみんな、泣く子供を無視して……
「「うえぇええぇ!!!!!!!!」」
みんな泣いている。
みんな泣いている……が、泣いているのは子供だけ、泣いている子供の側にいるのは、泣いている子供達。
それなら大人はどこにいるのかと言うと、
「「「……………………」」」
物言わぬ肉片となって床に転がっている。
それは一瞬の出来事、買い物客で溢れ返るフロアにミンクが現れた。
外での虐殺が出来なくなったミンクが、建物の中に入り込み、一階一階を丹念に制圧するミンク。
『ドゥルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!』
ミニガンのトリガーを長めに引いてやれば、その階にいた者は死ぬ。
そこにいた人間は肉片となり、フロアを赤く染めるペンキとなり、その命を終わらせる……が、
「「うえぇええぇ!!!!!!!!」」
その階にいた、子供達は生き残っていた。
それは慈悲、ミンクと言えど、幼い生き物を殺すのは躊躇いを覚えて……
『ドゥルルル!!!!!!!!!!』
「…………」
躊躇いを覚える等という、甘い話は無い。
それなら何故、最初に大人を殺したのか?反撃してくる危険性から?そんな理知的な話ではない、ただ単純にミンクの背が高いから。
ミニガンを持った時の射線でそのまま撃つと、子供の身長と高さが合わない……だから、最初の制圧射撃はどうしても、子供が生き残ってしまう。
「あぁあぁぁあぁ!!!!!!」
『ドゥルルル!!!!!!!!!!』
「………………」
泣き叫ぶ子供にミニガンの照準を合わせて、丁寧に始末する。
別に声が煩わしくて、人間の子供が憎くて仕方無いから殺すのではない、これは任務なのだ。
軍事施設を襲うチームと、道中の人間を殺すチーム。
作戦としては道中で騒ぎを起こし、軍事施設にいる人間を誘い出しつつ、多くの人間を始末して人口を減らす。
『ドゥルルル!!!!!!!!!!』
人間はRLと違って、大人になるには長い年月が必要になる。
ここで人間の子供を殺すというのは結果的に、将来的に敵の戦力を削る事になる。
だから、子供でも容赦無く殺す……それは何とも無慈悲で、惨たらしい行為であるが、決してお遊びや、自分の残虐性を満たす物では無い。




