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ハブ酒46

ミニガンさえなければ、ミンク何て朝飯前。



持ち前のフェイバリットで、ミンクをアスファルトの地面に沈め、



「もう大丈夫だよ」



「さすがリナッス」



「凄いな……RLを倒せるなんて」



脅威は始末したとミィオとリディを呼ぶ。



二人は、ミンクが始末されて一時的な安全を取り戻した路上に出て来ると、



「二人も無事で良かった」



「へへっ、言ったじゃないですか。リディさんが作ってくれたこれは、RLより勝っているって」



「ツバメさんも凄かったッス……学校始まって以来の最強ユニットは、伊達じゃないッス」



「ふふっ、ありがと」



美優とツバメの事も(ねぎら)う。



「……だが、随分とやられてしまったな」



美優とツバメ、リナが無事にミニガンを持つミンクを始末してくれたのは大変ありがたい話であるのだが、路上に転がる遺体はバラバラで数え切れない。



三人は良くやってくれた……ここに広がる肉片だけで、犠牲を止めてくれたのだから……しかし、



『『ドゥルルルルルルル…………』』



離れた所から聞こえるミニガンの音が、現実を突き付けて来る。



この時この瞬間、誰かが犠牲になっている。



一刻も早く、鳥かごに侵入したミンクを始末しなければ……



「じゃあ行こうか」



「えっ?助けに行かないの?」



ツバメは、ミニガンに絡まったポーラを回収すると、ミニガンの銃声が聞こえる方向から離れるように歩き出し、



「無理だ、ハンドガンの弾も足りないし、専用のパワードスーツが無いと脳が焼き切れちまう」



美優も、ツバメと一緒に歩き出してしまう。



「でも、三人なら……」



「言いたい事は分かるけどな……今助けを求めている人達を見殺しにする事になる……でも、多くの人を守るなら、装備品を整えないといけない」



「そういう事、行くよリナ」



リナの言葉は美優に届いているが、美優の足を止める程では無く、ツバメに至っては、話を聞く耳すら持たず、美優に同意するだけで、さっさと行ってしまう。



『『ドゥルルルルルルル…………』』



「…………」



離れた所から聞こえるミニガンの発射音に、助けに行きたいと足が向かいそうになるが、



「リナ、パワードスーツがあれば自分も戦えるッス……一緒に戦おうッス」



「うん……」



ミィオに手を掴まれて行くのを阻止されてしまう。



こうしている間にも、沢山の人が死んでいく……その状況を理解する事が出来るから、脳内には沢山の人の屍が積み上がり……



「それに……いるッスよ」



「いる?」



「火内君が、いるじゃないスか」



「そっか…そうだよね……」



最悪の状況が頭に(よぎ)ったが、そんな最悪の状況を塗り潰す、光景があった。

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