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ハブ酒39

「どこがやった……」



リディは指を嚙む。



ミニガンを持って、幌車から降りて来たミンク……その構想は昔からあった。



ミニガンとは、筋肉モリモリの映画スターが担いでいるあの武器で、筋肉モリモリマッチョマンなら持ちながら扱えるみたいなイメージがあるが、弾丸、バッテリーを含めれば、全体の重量100㎏は軽く超える。




そこにミニガンの反動が加わる事を考えれば、持って使う映画のシーンが見栄えの為だというのは簡単に分かる……が、ミンクならその映画のシーンが現実になる。



本来なら、車やヘリコプターに固定されるミニガンを、シオマネキのように、太い片腕がミニガンを握り、ゴリラのように太い足が大地に根付いて安定させる。



四体のミンクが、幌車から降りて来る……二体はミニガンを持ち、残りの二体は弾薬を持って、街の中を歩き出す。



何かの物に固定して、移動が制限されるのと違い、ミンクに持たせる事で柔軟に対応する……その構想は、誰しも一度は考えるが、人間と敵対するRLにそれをさせるのは、無謀な考えであった……だが、目の前には、ミニガンを持つミンクがいる。



誰かが、ミンクを兵器に転用するのに成功したのだ。



四体のミンクを降ろした幌車は走り出し、残されたミンク達はミニガンを構えたまま、死体を踏みつけながら侵攻を始める。



「なんだ?」



「今の音は?」



聞きなれない音に、何が起きたのかと興味本位で建物から顔を出してしまう者達……それはミンク達にとっては獲物で、



『『ドゥルルルルルルル!!!!!!!!!!』』



ミニガンが連なった鳴き声を上げると、また物言わぬ死体が増える。



「とにかく何とかしないと……」



「パワードスーツがあったって、何とかなる状態じゃねぇ……ここは耐えるんだ」



次々と殺される人達を助けたいと思うが、武器の戦力差があり過ぎる。



とにかくこの場をやり過ごして……



「あんなの、どうとでもなるでしょ?」



「ツバメ!?」



「ツバメ…お前近くにいたのか」



声をした方を振り向くと、そこには笑みを携えているツバメがいる。



食事会をするという事で……何をと言われたら困るが、念の為に付いて来ていたのだろう。



突然現れたという体ではあるが、実際はすぐ近くにいたのだから、みんなと同じでパワードスーツを着ていない生身の状態でいるのだが、



「ふ~ん……良いもん持ってるじゃないか」



代わりに、紐を手にしている。

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