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ハブ酒21

もちろん、そんな事情の知らないミィオと火内にとっては、リナが変な液体を拾って来たとしか思えず、



「大丈夫だって!!」



「ダメッス!!一回、小此木に確認を取るッス!!」



二人掛かりで、青い液体を奪われてしまう。



だが、実際に飲む所を見せれば二人も納得すると、奪われた青い液体を取り戻そうとするが、



「確認したよ、捨てよっかそれは」



『ジャバァ!!』



水の支給から帰って来た小此木が、先に青い液体を手にして流し台に流してしまう。



「あぁ~小此木いぃ!!!!」



こちとら苦労して取って来たというのに、何の事情も知らない小此木が平然と捨てたものだから、怒りが頭にも心にも来て、小此木の首をニワトリのように締め上げてやろうとするが、



「火内君!!!!」



「しょうがない……」



『メキメキメキメキメキ…………』



最近の小此木はこれだ……何かあるとすぐに、火内君に助けを求める。



人間形態の時は自分の方が力があるが、ドラゴンの形態になられてしまうと、手も足も出ない。



「……助かるよ火内君」



「がぅがぅがぅがぅがぅがぅがぅがぅがぅがぅ!!!!!!!!」



「落ち着いてリナ!!!!」



羽交い絞めにされて身動きが取れない……が、だがしかしだ!!



『スルッ!!』



「あっ!?」



「えっ!?」



何度も何度も、良い様にされたりするつもりはない。



火内君は優しいから、間違ってアームクラッシュしてしまわないように、緩く自分を羽交い絞めをしている……だから、万歳をして体を縦に細くすれば、簡単に抜け出す事が出来る。



「うがぁああぁあぁああぁぁぁあぁ!!!!!!!!」



「いやぁああぁぁぁあぁぁあぁあぁ!!!!!!!!」



後は、火内がすぐに救出出来ないようにジャイアントスイングで、小此木を使って牽制するのだが……



「うぅ……」



「リナ良い?君と火内君は特別な体を持っているから、泥水をすすろうと、そういう液体を飲もうとも何とかなるかもしれないけど、僕とミィオは普通の人間なんだ。あんなのを飲んだら体を壊しちゃう」



ドラゴンの反射神経というのか……ジャイアントスイングの回転に合わせて小此木を受け止められて、小此木を奪われると、羽を少し羽ばたかせて後ろに回り込まれ、背中を簡単に奪われると、そのまま仔犬を抱っこするかのように、抱き上げられてしまう。

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