ハブ酒102
『ガッチィイチチチチチチチチ!!!!!!!!!!!!』
牙を立てて噛み殺そうとする怪物に対して、その牙を握り締めて口を広げるドラゴン。
口の中に溜まるネチャつく紫の雷が、ドラゴンを狙うが、ドラゴンから発せられる白銀の光が護ってくれる。
このままどちらの力が上か、噛み殺されるか、口を引き裂くかの力比べとなりそうであるが、
『ドスッドスッドスッドスッドスッ!!!!!!!!!!』
『地獄に堕としてやろう!!!!!!』
『この世界から、完全に消滅すると良い!!!!』
残りの二首が、体を揺らしながら迫って来る。
『ドゥルル!!!!!』
『ぐぅぉっ!!!?』
ドラゴンは、掴んでいた牙を離すと、素早くガトリング砲を口の中に放ち、その場から飛び上がり、
『ドゥルルルルルルル!!!!!!!!ドゥルルルルルルル!!!!!!!!』
『がぁっ!!!?』
『ぎょぉ!!!?』
両腕のガトリング砲で、二首の頭を撃ち抜くと龍の頭が破裂し、残りの頭は一つだけとなり……
『メキョメキョメキョメキョ!!!!!!!!!!』
怪物の胴体が開く。
『こういうのはカノン砲と言うのかね?』
今し方、吹き飛ばれた二首の頭が、肩に顔を創り出している。
『ブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
龍の頭よりも大きい胴体の口、そんな大口で紫の雷を放出された日には、辺り一面が焼け野原になってしまう。
これでは地上に降りる事は出来ないし、
『これならキサマも消し飛ぶんじゃないかね?』
このまま、外の空に逃げれば、目的を変えて、鳥かごの地上を消し去るだろう。
『………………』
ドラゴンは逃げる事無く、また反撃をする事もせずに上空で留まっていると、
『消えて無くなれぇぇぃぃぃぃ!!!!!!!!』
『バチュルルゥゥゥルウゥゥルルゥッルルルルゥゥゥウゥルウゥルゥッルルルルゥゥルウゥゥルルゥッルルルルゥゥゥウゥルウゥルゥッル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
大口に溜められた紫の雷が、ドラゴン目掛けて上空へと解き放たれる。
『………………………』
紫の雷に対抗する為に、ドラゴンは白銀の光をより強く発光させ、
『ガッッッッギィィイイィィギギギチィイチチチチチチチチ!!!!!!!!!!!!』
紫の雷と白銀の光がぶつかり合うとまた、互いの力を削り合って結晶が飛び散る。




