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佐々木さんの正体

作者: 九八

俺には気になっている人がいる。

同じクラスの佐々木さんだ。

佐々木さんはどの学校にでもいるような目立たない女の子だ。

眼鏡をかけて前髪を伸ばしているのでいまいち顔がわからないし休み時間は誰とも話さず本を読んでいる。

だけどそんなクラスでも地味な佐々木さんのことが僕は気になってしまう。

そのことを友人に話したら、


「まじ!?お前佐々木のことが好きなの!?」


「マジで?佐々木とか絶対根暗だからやめといたほうがいいって」


と言われてしまった。


「別に僕は佐々木さんが好きだってわけじゃ!」


と反論しても


「お前根暗な女の子が眼鏡外して前髪あげたら美人だと思ってね?」


と返されただけだった。そりゃそんなことを考えなかったわけじゃないけど...


そして僕は今そんな佐々木さんを尾行している。佐々木さんは授業が終わっても放課後しばらくは学校にいる。それで何をしているのかと気になってしまったのだ。

そして佐々木さんはとある今はもう使われていない教室に入っていった。

僕はその教室の窓から中を覗いてみた。

そこで繰り広げられていたのは...


「ひひひっ、出でよ我が眷属たる悪魔よ!」


...悪魔召喚の儀だった。

少し前にも偶然こんなシーンを見てしまった僕は佐々木さんが気になってしまってしょうがなかったんだ。


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