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空の玉座4

 現れたルイ・オドイグニシアは、鎧の上からボロボロになった花輪(レイ)をいくつも身につけていた。

 操り人形状態だった群衆によって、かなり揉みくちゃにされたらしい。

 彼の首は少々大袈裟なくらいに包帯でぐるぐる巻きにされている。

 彼が操られて自分で付けた傷は、もっと小さかった気がするんだけど。


「騙されるな! みんなも知っているはずだぞ!

 そのペテン師殿下が、騎乗槍試合のために、どんなイカサマを使ったか!」


 裏返った声がヒステリックに響いた。

 ルイはオーギュストのことが嫌いで嫌いでしょうがないのだ。

 あんな奇跡を目の当たりにしながら、それでも否定してしまうほどに。


「オーギュスト、君のことだから、どうせ卑怯な方法で竜を操ったのだろう?

 陛下、こいつは何か怪しい物を隠し持っているはずだ。

 厳重な取り調べを行うべきです!」


 ルイは唾を飛ばさんばかりに(まく)し立てた。

 祝福ムードから一転して、群衆は振ってわいた醜聞(スキャンダル)に静まり返る。


 人々は戸惑っているようだった。

 一方は神に愛された奇跡の王子。

 もう一方は現実的な功績を積み上げた実力派の騎士だ。

 双方の性格を考慮すれば、どちらが正しいことを言っているか判断できる。

 でも、二人について風聞以上のことを知っている人は少ないに違いない。


「ルイよ、まだそんなことを言っているのか」

「陛下に分かって頂けるまで、何度でも申し上げます。

 オーギュストは絶対に不正を行っているはずですからね!」

「では私も何度でも言おう。

 精神感応を除いて、竜を意のままに操る技術などない。

 呪術や魔法、一種の薬品で一時的に竜の感覚を狂わせることは可能だ。

 しかし、そんな単純な方法では竜に騎乗することはできない」


 イグニシア王は、わずかに眉根を寄せ、悲しそうにルイを見つめた。

 その表情からはわずかに苦悩が見て取れる。


「ルイよ。言いがかりはやめなさい。

 オーギュストが不正を行ったという、はっきりした証拠はあるのかね?」

「陛下こそ、そこまで言うのなら、不正を行っていない証拠があるのでしょうね?」

「これでは水掛け論だ。

 誰かを告発するならば、その論拠を示さねばならない」

「誰かを? 何を曖昧にぼかしているんです。

 他の誰でもなく、オーギュストを告発しようと言うんですよ。

 それとも、陛下の息子だからという理由で、不当な恩情をかけるおつもりですか?」

「言っていることが支離滅裂だ。

 ルイ、落ち着きなさい」


 ルイはなだめようとする国王の手を振り払う。

 彼は烈火のような怒りをあらわにし、オーギュストを指差して叫んだ。


「これが落ち着いていられるか!

 オーギュストは絶対に不正を行っている!

 調べれば必ず、この国では禁止された呪術の痕跡が見付かるはずだ!」

「へえ、それは例えば、君の部屋で見つけた物のような?」


 イグニシア王でもルイでもない、別の声が響き渡った。

 それは私にとって、とても聞き慣れた声だった。


 群衆の海を割るように現れたのは、長身の青年だ。

 いかにもアウレリア貴族が好みそうな紺色の上着には、金糸で煌びやかな刺繍が施されている。

 南国の陽光をきらきらと照り返し、彼は颯爽と歩いてくる。


 麗しい金髪に、エメラルドのような碧色の瞳。

 底なしに優しそうな甘い顔立ちに浮かんでいるのは、底知れぬ邪悪さの含まれた微笑。

 それは、紛れもなく我が兄、エドアルト・アウレリアの姿だった。


「え〜〜っ、なんでエドアルトお兄様がここにいるんですか」

『にゃは〜〜〜〜ん、なんて素敵な殿方……って、ええっ? エーリカのお兄さんなの?』

「ええ、それが何か」

(わたし)にも後で紹介しなさいね』


 えっ、エドアルトお兄様が好みのタイプなの?

 オーギュストとは結構違うタイプだけど。

 むしろイケメンなら何でもいいのだろうか。

 不信感の籠った視線をパリューグに向けたが、彼女は気づかずにお兄様を見つめながらはしゃいでいる。


「ああ……エドアルト、お前か」

「アンリ陛下、お忙しいところ、申し訳ありません。

 例の件の調査に関して、早急にお耳に入れたいことがございます」

「何だ貴様は! 今、陛下は僕と大事な話をしているんだ!」

「ルイ・オドイグニシア、君は黙っていたまえ。

 君の浅はかな発言は聞くに耐えない。

 いっそ永遠に黙っていた方が、ほんの少しは賢く見えるだろうね」


 お兄様はルイを一顧だにせず、優雅に歩を進めた。

 困ったな。

 あんなに甘い美貌なのに、その笑顔は悪人にしか見えない。

 無視されたルイは顔を真っ赤にし、剣の柄に手をかけてお兄様に詰め寄る。


「この無礼者め! 僕を誰だと──」

金縛り(ホールド)


 お兄様の手の中には、いつの間にか一本の杖が現れていた。

 さっきまで何も持っていなかったのに、まるで魔法のようだ。

 杖を振られたルイはバランスを崩して転倒し、這いつくばるようなポーズで硬直してしまった。


「…………ッ!? ……、…………ッッ!!」

「君には後で聞くことがある。それまで少しお利口さんにしていてくれたまえ」


 お兄様の所業に、王様の脇に控えていたお父様が苦虫を噛み潰したような顔をしている。

 ええ、王家の分家に対して、酷い扱いすぎますよね。


「エドアルト……それはやり過ぎだ」

「いや、エルンスト。構わぬ。

 何か理由があるのだろう、エドアルト?

 例えば、さっき言いかけたルイの部屋で見つけたものとか……」

「流石は陛下、ご名答です」


 お父様がつっこみを入れかけたが、イグニシア王によってド不敬な所行が許されてしまった。

 エドアルトお兄様は王様に向き直り、優雅にお辞儀した。

 イグニシア王は何かを悟ったのか、一瞬だけルイに憐れみの視線を送る。


「諸公もお揃いのようですし、この場で報告させて頂いても構いませんね」

「ああ、ご苦労だったな、エドアルト。続けてくれたまえ」

「では、アンリ陛下の御意に入りましたところで──」


 お兄様は芝居がかった仕草で、くるりと貴族達に向き直る。


「僕は、この場にいないクラウス・ハーファンらとともに、王命に従って極秘の調査を行っていました。

 調査内容は、南方のギガンティアと内通しているイグニシア貴族の存在について」

「内通だと?」

「具体的に言うと、イグニシア・ギガンティア間の不審な金の流れや、南方大陸からの呪術奴隷の流入経路などです」


 お兄様はお父様の問いにすらすらと答えた。

 イグニシア貴族達にざわめきが広がる。


 解放奴隷によって興ったイグニシアにおいて、奴隷は禁制中の禁制だ。

 非人道的な呪術を用いて魂を縛る呪術奴隷はその最たるものだ。


 ギガンティアの呪術師は、人間に金属製の呪具を打ち込んで〈加工〉し、隷属させる。

 呪術によって人の魂を縛り、精神的にも肉体的にも尊厳を奪うのだ。

 肉体に呪いの釘を打ち込まれた人間は、主人のどんな命令にも逆らえなくなる。

 自死せよという命令すら躊躇なく実行するほどに。

 ギガンティアの繁栄は、いくらでも使い潰せる忠実な奴隷たちによって築かれているのである。


「僕達が命令を受ける前から、陛下は裏切り者の存在に気づいていた。

 普通の人間の振りをし、王都に潜伏していた呪術奴隷達。

 裏社会に流通するギガンティア由来の禁制品。

 陛下はイグニシアのいずれかの有力貴族……特にオドイグニシア家の離反を疑っていた。

 もっとも、詳細な調査の結果、君の義兄シャルル方伯は無実だと証明されたけどね」

「ぼ……僕も無実だ。冤罪だぞ、エドアルト」


 金縛り(ホールド)の解けたルイが、這いつくばったままお兄様を睨んだ。

 エドアルトお兄様は余裕たっぷりにルイを見下ろし、微笑んでいる。


「ギガンティアとの内通なんて知らない。

 僕はイグニシア王家に連なる者だ。

 巨人や奴隷などを使役する穢れた輩の味方などするはずがない」

「それが真実なら、どんなによかったかと思うよ。

 しかし、僕達が見つけた証拠は、君が内通者だと言っている」


 お兄様は愛用の鞄からいくつもの紙束や巻物、封の切られた手紙を取り出していく。

 その中のいくつかは、私でも知っているくらいに有名なイグニシアの商会の名前が書かれていた。


「陛下、父上、どうぞご確認下さい。

 ルイ・オドイグニシア主導で行われた非合法な取引の裏帳簿と、関連する船舶への指示書です。

 ああ、ご安心下さい。該当する全ての奴隷は既にこちらの保護下にあります」

「ふむ……どう思う、エルンスト?」

「陛下、確かにこれは、十中八九奴隷売買に関するもので間違いないでしょう。

 船倉下部に運び入れたのが、たったの砂糖二樽とはね。

 いかにも偽記録だと言わんばかりだ。

 しかも、同時に積み込まれた食料は、乗組員の倍以上の人数を賄える」

「エルンスト公、我々にも見せて下さい」


 お父様は資料に説明を加え、イグニシア貴族達に回していく。

 そのうちいくつかの帳簿には、はっきりと奴隷用の人間を積んだことが記されていた。

 資料に目を通したイグニシア貴族たちの表情に、明らかな憤怒が浮かんでいく。


「ち、違う! 濡れ衣だ!

 僕は商会の連中に嵌められたんだ!」

「これらの裏帳簿の他に、ルイ・オドイグニシアとギガンティアの王室──ガティネ家との密約に関する書簡もあります」

「捏造だ!」

「残念ながら、本物だよ。

 同行していた紋章官は、この書簡に捺された印章が紛れもなくガティネ家のものだと鑑定しました。

 もしかすると陛下はこの筆跡を覚えているかも知れませんね。

 例えば、連合王国とギガンティアの間で結ばれた停戦条約の署名などで」


 お兄様が書簡を掲げると、ルイは目を丸くした。

 彼は瞬きするのも忘れ、かすれた声でうめく。


「な……なんで、それがここに……、バカな……あるはずがない……」

「君の邸宅はかなり厳重に警備されていたから僕も手を焼いたよ。

 でも、ついさっき、都合良くみんな眠ってくれてね。

 お陰で君の隠していたものは一切合切持ち出すことが出来た。

 誰の仕業か知らないけれど、感謝しなきゃね」


 エドアルトお兄様が悪魔のような微笑を浮かべると、ルイは震え上がった。

 オーギュストは居たたまれなくなったらしく、目を逸らす。

 うん、そうだよね。

 どう考えても、オーギュストの広域強制精神感応の結果だものね。


 ルイはそのまましばらく絶望に震えていた。

 しかし、不意に身を起こし、悪意に満ちた視線をオーギュストに向ける。


「エドアルト、改めてオーギュストも調べるべきだ。

 僕より劣っているオーギュストが、こんなにたくさんの竜を操れるはずがない。

 きっと重大な不正行為を隠しているぞ」

「君ですら不正な方法で竜を操っているのに……そう言いたいのかな?」

「な……、何を言うんだ! このインチキ錬金術師め!」


 ルイは張り裂けそうなくらいの声で叫んだ。

 どうやら、オーギュストを道連れにするつもりが自爆してしまったようだ。

 ルイはお兄様が何か言う前につかみかかろうとするが、すぐさま屈強な兵士に押さえつけられる。


「さて、皆さん。彼から押収したのは書簡だけではありません」

「よせ! やめろ! 頼む、それだけは!」

「こちらの呪具をご覧下さい」


 悶絶するルイを無視し、エドアルトお兄様は、ポケットから無造作に小さな金属片を取り出した。

 それを見た全ての人間が息を呑む。


 それは一本の釘だった。

 釘頭にはガティネ家の白薔薇の紋章が刻まれ、全体に南方の呪術刻印が施されている。


 それは、人に埋め込めば隷属を強い、あるいは肉体を巨人へと変じさせる。

 他の生物に埋め込めば、完全な制御と引き換えに、想像を絶する苦痛を味わわせる。

 この小さな釘こそが、ギガンティアの作り出した最悪最低の拷問具なのである。


「知らぬ! この僕はガティネの聖釘(せいてい)など知らぬ!」


 白々しくルイが叫ぶ。

 しかし、もはや誰も彼のことを信じてはいなかった。

 侮蔑と不信の視線がルイに注がれる。


「まあ、僕が嘘つきだと言うことは否定しないよ。

 これはルイの邸宅から押収したものではない。

 この呪釘(じゅてい)は君の竜、キャメリアから摘出したものだ。

 ところで、君はこれを何と呼んだかな?」

「ぐ……っ! 今のは……違うんだ! ちょっとした間違いなんだ!」


 ルイの真っ赤に激昂していた顔が、一瞬にして青ざめたものになった。

 エドアルトお兄様は軽蔑を隠す気のない笑顔をルイに向けて言う。


「語るに落ちたね、ルイ・オドイグニシア。

 これを聖釘(せいてい)と言うのはギガンティアの……敵国の人間だけだ。

 連合王国の人間は、これを呪釘(じゅてい)と呼ぶ。

 何があっても、この呪具を、聖なる物だなどと呼びはしない」

「……っ!!!」


 エドアルトお兄さまは絶句しているルイを見据えて言った。

 その瞳には静かな怒りが見て取れた。


「君の竜、キャメリアは、これを抜かれることを拒んだのだよ。

 この忌まわしい呪具を身に宿す限り、地獄のような責め苦を味わい続けると知っていただろうに。

 彼女は……きっと、君を庇おうとしたんだ」


 まるで君を愛しているかのように、とエドアルトお兄様は続けた。

 先ほどの暗い微笑みとは異なる真摯な視線が、彼方に向けられている。

 思わず私もそちらに視線を惹き付けられた。

 その向こうに、今も苦痛に喘ぐキャメリアがいるのだろうか。


「よりにもよって、穢れた呪いの釘を竜に打ち込んだのか!?」

「痴れ者が! イカサマのために呪釘(じゅてい)を使っただと?!」

「そうまでして勝ちたかったのか、外道め!」

「竜騎士の面汚し! 死んで詫びろ!」


 イグニシアの人々の怒りが沸点を越え、ルイに対する罵倒が聞こえてくる。

 無理もない。

 それは竜への許されざる冒涜行為にして虐待行為だ。

 同時に、国家への重大な背信行為でもある。


 苦悩と憐憫の表情を浮かべたイグニシア王がルイに歩み寄る。

 王様はルイを静かに見下ろしていたが、ルイは視線を合わせようとしなかった。


「私は……お前の亡き父親代わりのつもりだった。

 しかし、本当につもりでしかなかったのだな。

 私はお前に、大事なことを教えてやることができなかった」

「ふ……ははは……あははははは!」


 イグニシア王の呼びかけに、ルイはヒステリックに裏返った笑いで応える。


「はははは! 親代わりだと?

 あなたは王位だけでなく、子まで僕の父から奪うのか!

 僕は、あなたを親だなどと思ったことは、ただの一度もない!」


 ルイの叫びに、イグニシア王は深い苦渋を顔に刻んだ。

 しかし、そんな甥の物言いにも、王は根気強く、声を荒げることもなく諭す。


「お前がどう思おうと、お前には誰かの後ろ盾が必要だった。

 いずれはオーギュストにも信頼できる腹心が必要だ。

 私は、時間をかければ、伝わると思っていた」

「僕の義兄のように、僕に首輪を付けたいのですね。

 そんなのは御免だ。僕は飼い殺されない。

 あなたにも、卑怯者のオーギュストにもね」


 差し伸べられかけたイグニシア王の手をはね除け、ルイは立ち上がった。

 すぐさま再び、彼は両腕を兵士によって抑え込まれる。


「僕は貴様らの指図は受けない。

 そうだ、誰が貴様らに頭を垂れるものか!

 簒奪者の王に、詐欺師の王太子。

 そろいもそろって、偽善じみた目で僕を見やがって!

 今の王室は紛い物だらけだ!

 正当な王位継承者は、僕のはずだったのに!

 はははははは! 呪われろ!

 不当に僕の国を奪おうとする者は、皆呪われろ!

 ははははは! あはははははは!」


 イグニシア王は憔悴した様子で首を振った。

 王様を王妃様が支え、お父様はエドアルトお兄様に目配せする。


「ルイ・オドイグニシアを貴人用の牢へ。

 彼の竜には絶対に近づけないように」

「はっ、承知いたしました」


 がちゃりと重々しい音を立てて、ルイに鋼鉄の手枷がつけられる。

 二人の兵士が、ルイを引きずるように連れて行く。


 どこか弛緩したような空気が流れ、誰もがこれで全てが終わったと考えた。


「……竜に近づけないように?

 ははは。バカめ」


 ルイの不吉な呟きとともに、彼の羽織(タバード)から小さな紫色の影が飛び出す。

 影がかすめると、ルイの両手にかけられた鋼鉄の枷が千切れ飛んだ。


 彼の両脇を固めていた二人の兵士が紫色の影にぶつかってよろめき、膝をつく。

 兵士達の腹部の甲冑はねじ切られたように抉り取られ、服は血で濡れていた。

 紫色の小型竜がルイの肩の上に留まる。

 小型竜は、二枚の血の付いた金属片をぺっと吐き出した。


「行け、シルベチカ! 薄汚い簒奪者を、アンリを殺せ!」


 紫竜シルベチカが、ルイの肩を蹴って飛翔した。

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