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作者: リソタソ

「未来の僕」


「やぁ、葛城正仁君」

 朝、おじさんに急に声を掛けられた。

「おじさんだぁれ?」

 本当は知らない人に話しかけられたらすぐに逃げなさいと言われているけれど、なんだかこの人は絶対に悪い人じゃないと思えて、つい答えてしまった。

「僕は、君の三十年後の姿さ」

 おじさんはにこにこ笑顔で答えてくれた。でも、すぐにはっと目を丸くしてしまった。

「いかん! 過去の自分に正体を明かすと、爆発して死んでしまうんだった!」

 おじさんは、僕の目の前で爆発して、塵一つ残らなかった。

「………未来の僕、なんて馬鹿なの?」

 僕は自分の最低最悪の結末を見てしまった気がした。



「都市伝説」


 僕の趣味は都市伝説を調べること、今日も学校をさぼってネットで都市伝説を調べまくるぞ!

『そんなに都市伝説ばっかり調べると、そのうち取り返しのつかないことになるぞ!』

 ツイッターのフォロワーさんにそんなことを言われてしまった。でも、僕はそんなオカルトチックな呪いなんて屁でもないや。そんな忠告に耳も貸さず、毎日毎日都市伝説調べに精を出し続けた。

 十数年後。僕は今でも毎日毎日都市伝説について調べている。それでも変な超常現象は自分に降りかかってはいない。けれど……。

「お母さん、アルバイトの面接落ちた」

「あんた、もうじき三十歳よ? それなのにいまだにアルバイトにすら受からないなんて、一体全体どういうことよ!?」

 確かに、僕は取り返しのつかないことになっていた。



「正直男、嘘つき女」


「本音で話をしようじゃないの」

「ええ、いいでしょう。話しましょう」

「お前は浮気をしているな!」

「いいえ、浮気はしてません」

「嘘つけ!」

「本当よ。だってあなたが本命だもの」

「そうか、よかった。俺もお前が本命さ!」

「え!?」

「え!?」


どうも、作者です。プロット作りをなまけて昼寝をしてしまい、大変後悔している作者です。今回は、過去に思いついたけれど、字数が足りなくてお蔵入りになった作品と、さっき思いついた作品を三篇ほど書きました。面白かったでしょうか? 冷静に読み返してみると、文章にパンチがないのでなんともあっさりとしているシュールな感じになっているなぁ、という印象。

ここまで、短かったですが、お付き合いいただき誠にありがとうございました。また、何か書きまして皆様の目に留まることを強く望みつつ、読者様のお目にかなうような作品を仕上げられるよう日々精進していきたいと思います。では、読んで下さった方、誠にありがとうございました。では、また。

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