第八話:そういえば、、、
耳鳴り治ったと思ったらまたなった。
最悪だ。
今日、梓視点でもう一本出します。
あと妖怪ウォ◯チ2って面白いですよね。
もちろん他にも面白いのはありますけどね。
不定期投稿です。
俺たちは今事務所にいた。
なぜかと言うと、
「あのですねぇ、まず階段を下る前に外へ連絡をとってみては如何ですか」
マネージャーさんにお叱りを受けていた。
「すみません」
「もし、死んだりしたら放送事故じゃ済まないんですから」
と言うか今思ったら誰にも俺の体のこと話してないぞ?
(そういえば、少女になったことに関しては特に何も言う気は無いけど、この体の肉体年齢とか大丈夫なのか?)
確か、ダンジョンが現れてから法律とかが結構変わったらしく緩くなったらしい。
例えば今のように身分が証明できるものがなくても働けたり、ダンジョンに入れたりするようになったらしい。
まぁ、こうなる前の時代を知らないからわからないけど、、、
「はぁ、もう次から気をつけてくださいね」
「はーい」
気づいたらお説教は終わっていた。
そして行くところもないのでぼーっとしていると彼女が目に入った。
(あっ、あの子俺が助けた子だ。話しかけてみようかな、、、めんどくさいしいいや)
やはり彼女は怠惰であった。
「あの、今お時間ってありますか?」
彼女、梓にそう話しかけられる。
暇で用事もないため
「はい」
と答える。
すると梓はこう言った。
「今日私の家に泊まって行きませんか?」
「!?」
いきなりのことで俺と白が困惑していると、
「あっ、すみません少し言葉がたりませんでした。」
少しどころかだいぶ足りなかったと思うけど、、、
「先日、助けていただいたので、個人的にもお礼がしたくて。そして、家にお連れしてもてなせばいいのでは?と考えて。よろしいでしょうか?」
なるほど、
(もてなされて悪いこともないし、同じ事務所だし仲良くしたいし断る理由はないな)
そう考えて彼女は返事をした。
「ありがとうございます。そうさせていただきます。」
「ありがとうございます。では早速行きましょう!」
「あと、敬語は外してもらえませんか?できれば、梓って呼んでください。」
と言われたので、
「なら、梓も敬語は外して」
と、言う。すると、
「わかったわ、じゃあ早速私の家に行きましょう!」
と元気な声で帰って来た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なお、白には帰ってもらった、なぜならおそらく人の家とか関係なく物を漁るからだ。
文句を言ってたが普段の自分の行動を見直せ。
それからは至れり尽くせりだった。
なぜなら、、、
「喉乾いたなぁ」
少しだけ、誰にも聞こえないような声量で怜がボソッと呟いた。すると、
「お待たせいたしました。ヨ◯・コーラです。」
「えっ?あ、あぁ、ありがとう。あと敬語外れてないよ?梓」
「あ、こう言う遊びみたいなもんだよ〜」
そう、梓は怜をもてなすため全神経を使い、全力で怜の観察?をしているためどんなに小さな声でも聞き逃さない。
その為、怜が少しでも要望を口に出すとすぐに叶えてしまうのだ。
(梓ちゃん耳がいいんだな、けど少し怖いな)
だからか、怜は少し梓を恐れていた。
しかし特に何も起きずに、日が暮れて来た。
(そういえばこの体になってからお風呂に入ってないな、、、)
そんな事を考え間違えて怜は口にしてしまった。
「お風呂入りたいな、、、」
「承知致しました!」
すると彼女はバッと起き上がりお風呂の準備をする。
怜は自分がお風呂に入りたいと言えばそれも別に手伝ってくれるだろうと思っていた。
いくら、この体が女でも精神は男なのだからそれはダメだろうと思っていた。
そう、この男?女?怠惰だが常識はあるのでそこら辺はわきまえていた。
だから、我慢するか、梓が寝てる間にこっそりと入るつもりだったのだ。
しかし彼女は口にしてしまった。
都合よく、梓が聞き逃しているはずもなく半ば強制的に風呂場へ連行されてしまった。
「待ってよ〜、風呂は1人で入れるって」
彼女はなんとか一緒に入るのを回避しようとするが、
「大丈夫です。問題ありません。」
と押し切られてしまう。
(そっちが大丈夫でもこちがダメなんだよぉ〜)
などと考えていたが無理やり服を脱がされ、風呂場に投げ入れられてしまう。
「今、行くね〜」
そう言い梓が戸を開けたので急いで目を瞑る。
そして、そのまま怜は梓に洗われてしまう。
「ひゃぁっ」
「ふふっ、かわいい」
(びっくりして、声が出てしまった。恥ずかしい、、、)
それからは何もなく洗い終わった。
しかし、
「じゃあお湯に浸かろう。」
そう言うと梓は怜の体を軽々と持ち上げお風呂に入れる。
(あったかい、、、)
しかし此処で怜は気が抜け瞼が開いてしまった。
(あ)
そこには、お世辞にも大きいとは言い難い桜色の梓の胸部があった。
かあぁっと自分の顔が熱くなるのを感じる。
(どうしよう、みてしまった。見る気は無かったのに、、、)
そして、それから数分ほどお湯に浸かり、お風呂を上がった。
(よくわかんないけど、なんか変な気分だ、、、)
ふと外を窓越し見ると、もう日は沈み月が見えていた。
それから、夕飯を彼女に作ってもらい美味しく頂いた。
外を見るともう満月が光り輝いていた。
(綺麗だな)
そして怜は、もう寝ようとして梓に声をかける。
「じゃあ、私は先にソファーで寝てますね〜」
すると
「待って!」
と声をかけられた為動きを止める。
「恩人にソファーで寝させるなんて出来ないよ!」
そう言われてしまった為、
「じゃあ、梓がソファーで寝る?」
と聞くと。
「それは嫌!」
と帰って来た為、
「じゃあどうするの?」
と聞くと、
「2人ともベットで一緒に寝る!」
と返って来た。
「ふぇ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「今日は、楽しかった?」
梓に聞かれた為、
「うん」
と答えた。
「そっかぁ」
(会話が途切れてしまった、なんか気まずいな)
怜がそんな事を考えていると、
「わっ」
梓が急に怜に抱きつく。
「ちょっとー、いきなりやめてよー」
抱きつかれた為とりあえずそう返しておくと、
「ふふっ、ごめんね?嫌だった?」
と聞かれた。
「嫌じゃないけどぉ」
(それは少しずるくないか?これで嫌と言える人間なんて、いないでしょ。)
そして俺は、梓の抱き枕になりつつ眠りに、、、
つけるわけがない。
だって当たり前だろ?
今は少女の体だけど前までは女の子と話した事すらない男だったんだぞ。
それが急に女の子の抱き枕になりつつ眠れるか!
と、思ったが意識が冴えていたのは最初の数分ですぐに眠りに落ちた。
今日もう一本出します。
がんばります。
皆さんが評価を⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から★★★★★にしてくれると励みになります。
応援よろしくお願いします。