面白くしようとしたがなかなかできなかった話し(原題:純粋まっすん)
自分的にこの話はつまらないと思ったので投稿しないつもりだったのですが弟からは好評だったので
(弟がちょっと手を加えて)投稿することにしました
「やあ、主人公君」
「やあ。魔王」
「『、』と『。』の違いかぁ。
ま、そんなことは置いといて戦いの前には欠かせない長い話やるよ」
魔王はそう言って主人公君を見つめた。
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突然主人公君の首から下がなくなった。
死んだのか? だがまだ主人公君の頭は動けるようだ。恐らく主人公君が持っている何らかの能力によるものだろう。ま、頭だけで何かできるものとも思えないが。
主人公君は驚いた顔をしたように見える。
その次は焦った顔。
お次は怒りの顔。
「気分はどうだい?(魔王)」
魔王が言った。
「最悪だ。お前のせいでな(主人公君)」
「⋯⋯⋯君は嫌な奴だな(魔王)」
「不快に感じているのは君ではなく僕だ。被害者ヅラしないでくれないかな(主人公君)」
「ハッ、つまらんことを言うなお前は。ちゃんと理解しているか? お前の命は自分の手中にあるということを(魔王)」
「変に虚勢を張らないでくれないかな(主人公君)」
「虚勢を張っているのはお前だろう」
「はぁ。お前は絶対に許さないからな?」
「お前なんかに許して貰わなくたって大丈夫だ」
「嫌だなぁ、こういう文明的対話ができない人間」
「自分は魔王なんだけど!」
「あっそう、バイバイ」
「⋯⋯⋯⋯お前逃げられねぇでやんの!」
「フッ、逃げないでやっているだけだ」
「あっそう。お前死ね」
「そういってすぐ殺すからダメなんじゃない?」
「何がだ?」
魔王がそういった時には主人公君の姿は消えていた。
「⋯ま、いいか」
(意味が分かると怖い話)
悲しむなら勝手にしやがれって歌なかったですかね。