登場人物 幕間 赤
なんかよくわからないなんかもでてきたので簡単にまとめました。
■ジュンパナ・マホディラン
女/?歳/『赤』の枢機卿
鮮やかな赤い礼服に司教杖として聖剣を所持する若々しく荒々しいパツキンねーちゃん。
キャッスルトン王国からは特級魔法使いと認定されている元特級冒険者であり、そのころから“歩く戦乱”、“一人戦争”などの二つ名で呼ばれていた。数々の武功から、冒険者の町が多いパニアータ辺境伯領や武が尊ばれるサングマ辺境伯領で人気。
教会の聖五色資格では特級祓魔士の資格を持つ。魔物の討伐において右に出る者はいない。いないから彼女が『赤』の座にいる。
当然のように常軌を逸した身体能力を持ち、聖剣は『還元』の秘蹟を以て、その切っ先に触れる遍くものを天に還す。
■やや若き日のテライン・マハナンダ
男/39歳/教授(軍事魔法運用)
まだ教授になって数年目の新米教授。自分より歳下にも分け隔てなく酒をせびるクズさがある。
姪であるジュンパナの剣の師でもあったがとっくに技量は超えられており、昔の様に「ユピー」と呼んでは蛇蝎の如く嫌われている。反抗期かもしれない。(あ? 蛇やら蠍なら素材にもメシにもなンだから、こんなクソおっさんより遥かにマシだろ?)
妻にも尻に敷かれている。
■若き日のランビバザー・ティースタバレー
男/20歳/准教授(魔物生態研究)
トントン拍子で飛び級しまくりあっという間に教え究める側となったランビバザー。
童顔短躯で無邪気な狩人見習い少年のような見た目だが、この時点で既に陰惨な血なまぐさい臭いがこびりつき漂っている。
ナイフで、剣で、魔銀鋼線で、風魔法で、とにかく手段は問わず、魔物を見るも無惨なバラバラキルキルにする。
■エデンベール・エリシェバ
男/?歳/『黄』の枢機卿
キャッスルトン王国から特級魔法使いの認定を受けている人外みたいな神託おじさん。
教会の聖五色資格に至っては『黄』の領分である特級審問士だけでなく、『青』の領分の誦経士・『黒』の鑑定士を特級、『白』の治癒士・『赤』の祓魔士を一級と、全色の資格を持っている。資格マニアか?
■黒くてデカくてヤバいやつ
█/未定義/外宇宙神性、分霊顕現体、〈████〉
ペレスコーンが「奥方様」と呼ぶ存在。███=████。〈黒山羊宮〉。無数の視線を孕む山のようなサイズの全方向黒い山羊脚の固まり。
〈████〉の中では比較的良識がある方なのだが、█████████が無理矢理█████、不完全に一部が███████。
そのままのそれは明らかにこの世界に在ってはならない存在であり、直視すれば精神が侵される。
■黒い煙のような犬っぽいやつ
?/未定義/外宇宙生命体、〈黒山羊宮〉の仔
███=████が数多に産み出した子の一つ。異なる時が同居する、尖った時空から、ニオイを元に鋭角を通じ時空を跳躍し執拗に追い続けることのできる、██████の██の一個体。███。
今回は人類に優しめの見た目で大型犬のような姿をとっているが、現出時の刺激臭はどうにもならなかったらしい。
スイーツにハマっており、管状の舌をそのまま突き刺して飲むタピオカミルクティーが最近のお気に入り。
■ペレスコーン
男?/11歳?/外宇宙生命体、〈無名〉の眷属
〈黒山羊宮〉の夫に当たる〈無名〉の、配下である██████の一個体。人類に優しい見た目に弄られて、くすんだ黄緑色体毛なコウモリ羽うさ耳少年というよくわからない感じになっている。手足の外骨格の名残のような鎧は外せるが、あったほうが落ち着く。人間の言語を理解しているものの発話にまだ慣れていないため、しばしば噛んだり発音がおかしかったりする。
種族の能力として、慣性無視の高速飛行ができる。
蜂蜜酒よりまだ普通の蜂蜜が好きなお年頃。