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正門から街に戻り、ぶらぶらしていると、【死狼】からチャットが入った。ちなみに、死狼と言うのは単純に(俺もだが)士郎の文字を、変えただけの名前だ。
「なんだ?死狼どうかしたか?…いや、すまんな、頭はもう手遅れか。」
「ちょっww手遅れじゃねぇwww開口一発目からひでぇwwっと違う違うwちょっと【アイル】の広場に来てww」
「おい、何処だアイルって」
「……え?」
何故、当然の様に言うんだこいつは。
「いやいや、第一の街【アイル】だぜ?しってるよな?」
「いや、知らんかった。」
「………分かったw広場に待ってるわww」
第一の街の名前か、それは当然の様に言うよな。これは、俺が悪かったな、心の中で謝っとこう。すまんな
20分位ぶらぶらしてるうちに、広場に着いた。 見回してみると、俯いている男が居た。男の容姿は灰色の髪、黒色の眼、銀のブレストプレート、黒のシャツ、銀の篭手、緑のズボン、銀の膝当て、黒のブーツだ。
俺は、近づいて肩を叩き、話しかける。
「おい、来たぞ、どうかしたか?」
「おっせーよ!!どんだけ待ったと思っ…て……る」
バッとこちらを向き叫んだと思ったら、俺の装備を見て勢いがどんどん弱くなって行く。
「おい、本当にどうした、とうとう逝ったか?」
俺は、頭を軽く叩き様子を見てみる。何やら深刻そうだ。コイツ一回本気で病院行ったほうが良いんじゃないだろうか。
そう思っていると、死狼が口を開き叫んだ。
「お……お前かよぉぉおぉおおぉ!!!」
死狼は【蒼い不審者】スレの名無しの篭手使いでしたww