表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Player make Online  作者: あばら骨
パーティプレイ
23/33

play 22

 扉を開けて中を暫く歩くと、奥に椅子に座っている王冠をかぶったデカイゴブリンが、こっちを鋭い眼で見ていた。その射殺す様な眼で見られた俺達は、歩いてた足を止めた。あれがゴブリンキングで間違いないだろ。あの眼で見られてゾクッとしたが、俺はマゾじゃない。武者震いだと思う。


 チラッと2人を見てみると、2人も武者震いしてるのだろう。2人もアイツを見て戦いたいとおもってるのだろうか、持っている武器や盾が震えている。



「お……おーwww怖えw超怖えwwβではあんな迫力無かったぞwwwやべぇ帰りてぇwww」


「ゴブリンキングβよりも、デカくなってねぇか?怖い!マジで怖い!!帰ろうぜ(笑)」



 前言撤回、コイツ等ただ怖くて震えてただけだ。



「お前等コイツが目的だろ?」


「あー、そうだったな。じゃあ頑張りますか、自分の身体に鞭打って!!(笑)」


「え?w何?wwお前等コレ見ても行けるの?wwwマジ神だわwww」


「うるせぇチキン、さっさと行くぞ。」


「神が鬼になったwwwサーセンww行きますよっとwww」



 2人の震えが嘘のように止まり、(実際嘘なのだろうけど)ゴブリンキングに近づく。ゴブリンキングは俺等が近づいて行くと、椅子の近くに置いていた、刀身7m柄3mはありそうな赤い大剣を持って、立ち上がった。座ってて分からなかったが、立ち上がるとコイツ15mはあるだろ。



「いやいやwwやっぱβよりデカイってwww」


「あぁそうだな。だがな死狼、ここで逃げたら蒼鬼に殺されるぞ。前門のゴブリンキング後門の蒼鬼だぞ。」


「うはっwそれはやべぇwwwまだゴブリンキングの方が良いなwww」


「お前等からは俺が何に見えてるんだ。」



 コイツ等には俺が、ゴブリンキング以上の魔物に見えてるのか?流石にそれは無いだろうな。



「グオオオォオオォォオォ!!!!」


「うわっ、うるさ!」



 そうこうしてると、自分が格下と言われたゴブリンキングがキレたのか、怒ったような咆哮をあげた。俺達は咄嗟に耳を塞いだが、それでも十分煩かった。咆哮が開幕の合図になったのか、ゴブリンキングが大剣を引きずりながら、走ってくる。



「楽しませろよ、ゴブリンキング!!」



 俺は剣と盾を構えて、ホワイトと死狼を無視して、ゴブリンキングに走る。さぁて、どの位だ?ゴブリンキングさんよ!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ