play 18
「来るぞ、右に2体左に3体だ。」
俺はスキル【索敵】を使って魔物を見つけ、来る位置を知らせる。少しして右と左から合わせて5体の、ゴブリンが現れた。
「んじゃ!行きますか!」
「よっしゃww俺が今回は先に攻撃したるで!ww」
ホワイトがゴブリンの群れに突撃し、盾スキル【ヘイト上昇率アップ】と【挑発】をする。だが、【挑発】では向かなかった敵が出てくるので、ホワイトは他の4体を剣で斬りつける。ゴブリン全員の注意がホワイトに向かった事が分かると、死狼が走り一番左に居るゴブリンに殴り掛かる。
「おらぁ!!【崩打撃】!ww」
死狼が殴り続け、スキルを使う。しかし、スキルを使ってもゴブリンのHPは、まだ4割近く残ってる。死狼の使ってるジョブ、【格闘家】は攻撃力があまり高くは無いが、攻撃力を手数で補ってると死狼は言っていた。まぁ先程から何回も何回も殴ってるからそうなんだろうが。
しかしあれだ、このゲームは倒したら光り散っていくんだが、それまでは潰れたりもする。子供も遊んだりするゲームだから、そこまで酷くはないがな。何が言いたいかと言うと、要は先程から死狼はゴブリンを殴られていて、その殴られているゴブリンの顔がちょっと凹んでいる。よく見ないと分からんくらいだが、その位でないと子供に悪影響なのだろう。
「っしゃ!wwまずは1匹wwwどんどん行くぞwww」
考えてる内に死狼が1匹倒して、次に行く様なので俺も続く。今も尚、ホワイトがゴブリン達を抑えていて、死狼は左から倒していってるから俺は、右から倒すか。
「俺は右から行くぞー。おら!」
「な…何て強さだww俺が一人で何回も何回も殴り、この手を痛めたのに対してwwwお前は…一発だと言うのか!!ww」
「いや!茶番は良いから早く倒してくんね!?盾持ってる手が痛いんだが!?」
「何だ、このゲームは痛覚も再現してるのか。」
「「今!?」」
ゴブリンを斬りつけ倒すと、見ていたらしい死狼が一人で茶番を始めたが、無視していたらホワイトが盾持ってる手が痛いと言い出した。それに対し俺は、痛覚がこのゲームに再現されてる事に驚いたが、今更なことらしく2人からツッコミをくらった。良いだろうが、知らなかったくらい。
そうこうしながら、俺達は無事にゴブリン達を倒した。あ、そうそう死狼に聞いたが、死狼が使ってた【崩打撃】は敵を一定時間スタンさせる事が出来るらしい。盾スキルのシールドバッシュと同じな様なものか。今はどの位の場所か死狼は分かるかと思い聞いてみたが、流石にそれは分からないとのことだ。と言うかダンジョンの道や場所もβ時代と変わってるらしい。使えん狼め。
ギリッギリセーフ!!23:44分!遅くなってすいません!m(_ _)m