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「おっす!死狼こんちゃ〜!」
死狼と話していると、黒髪黒眼の男が来た。身長は180cmくらいか?装備は全身白い鎧、普通の鉄の剣に鉄の盾。装備からしてこいつは、盾なんだろう。なら俺は今回は、DPSで行くか。というかこれも目立つんじゃないのか?死狼さんよ。
「おっす!wwこんちゃ〜w」
「こんにちは。」
盾男に挨拶をする。死狼のフレなら悪い奴では無さそうだし、さっきの挨拶からしても悪い奴ではなさそうだったから、パーティの雰囲気は悪くならないだろう。パーティの雰囲気が悪いと狩りにも影響が出るから大切だ。
「死狼?こいつが例の蒼鬼か?」
「ああwそうだwwこいつが蒼鬼だwww強いぞーww」
「蒼鬼だ、宜しくな。」
「おう!俺はホワイトだ!宜しくな!」
名前がホワイトだから鎧も白いってか?って言うかホワイトって。…いや俺も言えないか?
自己紹介を済ませて俺等は、第一層のダンジョンに向かう。なんなら第一層のボスを倒してしまおう、という事らしい。まだ誰も行ってないから分からないけどな。このゲーム始まってまだ一日立ってないし。死狼が言うには、まだ第一層はチュートリアルの様なものらしく、Lvが10あれば行けるとの事。流石βプレイヤーって所か。
第一層のダンジョンに到達した俺等は、肩慣らしにそこらの魔物と戦ってみる。
「お!ゴブリン発見、直ちに排除いたします!」
「あいさーww」
「はいよ。」
ゴブリンは、緑色の気持ち悪い見た目をしてる。よく皆が想像するゴブリンと同じだ。
ホワイトが盾と剣を構えて、ゴブリンに突進するのを確認して、俺等も武器を構える。近づいたホワイトがスキルを発動させる。
「【ヘイト上昇率アップ】!【挑発】!!」
【挑発】は敵一体のヘイトを【挑発】を使った奴に向ける盾のスキルだ。【ヘイト上昇率アップ】はそのままの意味だ。ホワイトがゴブリンを惹きつけてる間に、俺と死狼がゴブリンに近づき、攻撃する。
「【スラッシュ】!」
「グギャ!?」
片手剣スキルの【スラッシュ】は横水平に剣で斬るスキルだ。ゴブリンは【スラッシュ】を受けて散る。後ろから漸く来た死狼が、項垂れてる。
「お前はw速いし強いって何やねんwwゴブリン一発やんwww俺の出る幕無いやないかwwwどないすんねん!www」
「いや、知らんがな。」
「いや、でもマジで強いな蒼鬼は。」
死狼とギャーギャー言い合い、ホワイトから相槌が入ったりして、俺達は次の敵を探しに行く。途中で死狼が「次はwワイが先に攻撃するんやで!www」と言うから、次は死狼から攻撃することになった。




