play 12
「でww次はどこ行くの?www」
バールの、串焼き万歳から歩いていると、死狼が歩きながら聞いてくる。先程からプレイヤーの店を見たりしながら、ぶらりしていたんだがあまり良い物が見つからなかった。特にポーション系のアイテムが、プレイヤーではあまり売られていなかった。
別にNPCの店で買っても良いのだが、このゲームはアイテムにRankと言うものが有るらしく(死狼談)Rankは高い順に S.A.B.C.D.E.F らしい。ちなみに、NPCの店では全てRank.Dで売られているらしい。それを聞いて、どうせなら良い物を買いたいと思いプレイヤーの店を回っていたんだが、良い物が見つからなかったんだ。じゃあ無いなら作ればいいと思って、今は錬金術ギルドに向かっている。錬金術スキルは取ったんだが、錬金術に必要な専用装備が無く、生産職の専用装備はギルドに売ってるとの事で、錬金術ギルドに行こうと思った。
「錬金術ギルドに向かっている。」
「…何故に?ww」
先程思った事を死狼に話しながら、ギルドに向かう。歩いて10分位すると他の建物よりデカイ建物があり、錬金術ギルドと書いてある看板があった。錬金術ギルドの扉を開け、中に入ると、中の作業場で何か作業している人達がいる。
俺は、カウンターに行き専用装備を聞いてみる。
「すいません、ここに錬金術専用装備は有りますか?」
「はい、有りますよ、ちょっと待って下さいね。」
カウンターの受付嬢が、奥に行き蒸留器と布を持ってくる。
「こちらが、錬金術専用装備の蒸留器と合成布ですね。」
どうやら布は合成布と言うらしい。多分名前の通り、材料を合成する為に使うのだろう。
「じゃあ、それを買う。何Gだ?」
「2つで2000Gになります。」
俺は、2000G渡して蒸留器と合成布を買って、ついでにポーション材料の薬草は有るから、蒸留水を20個400Gで買いギルドを出た。