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阿呆なやり取りを10分位していたが、俺のMPバーの下にある緑のバーが点滅していた。何だこれは?まぁ分からんことが有ったら死狼に聞けばいいからな。
「おい、この緑のバーは何だ?点滅してるんだが。」
すぐ近くで疲れ果てている死狼に近寄り、緑のバーを指差しながら聞いてみる。
すると、死狼がまた溜め息を吐いたかと思うと、すぐに驚いた様な表情に変わる。
「それすら、分からねぇのかよ!お前少しは攻略見ろよ!」
「はいはい、で?この緑のバーは何かと聞いている。」
「はぁ、それはw満腹度ゲージだwwこのPlayer make Onlineは味覚も再現されていてww食べ物を食う事で満腹度ゲージが回復するんだわwwwお?俺の調子が戻ってきてね?ww」
へぇ、知らなかったな。まさか味覚まで再現されているとは。俺は、きょろきょろと辺りを見回して食べ物を探す。
「食い物なら、この近くにあるチキンの串焼きが良いぜ?ww」
そんな、俺の事が分かったのか死狼が、食い物の情報をくれる。だが、それは普通の焼き鳥じゃないか?
「言いたいことは分かってるww駄菓子菓子w一回行ってみれば分かるさww」
普通の焼き鳥じゃないという事か?少し不安になるが行ってみるか。満腹度ゲージも危ういしな。
死狼と喋りながら、歩いて5分位すると串焼き万歳とデカく書かれた屋台があった。普通の祭りとかの屋台だ、何もおかしな所は無い。
「おー!ここだここだww」
「ここの何が普通じゃないんだ?」
「うん?頼めばわかるってwwおーいww店主!チキンの串焼き2つね!チキンの串焼き2つ!ww」
「煩いわ!一回で分かるわ!!このバカ狼が!」
店主と呼ばれた男は、ヒューマンの金髪茶眼、身長175cm位爽やかなイケメンだが苦労してるんだろう(主に死狼)。注文したのが死狼と分かったから、死狼が、βの頃から何回か来てるかフレンドかだろう。
切りが悪いかもですけど、すいません。