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我らが閣下 〜バツイチ中将はハムが好き〜  作者: 依馬 亜連
ジョルジュ閣下と火山の章

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登場人物・用語一覧

無駄なことばかり詳細に記載されています。

また、ネタバレ満載です。

【登場人物一覧】



・ジョルジュ(四十歳、中将)……

 アゾリス国のスポケーン国境警備基地を守る司令官。好きなものはハムと、マチルダの淹れるドロドロのコールタールみたいなコーヒー。

 茶髪に黒目、「黙っていればスパイ向き」と元帥にまで言わしめた無特徴顔。それなりに整っていはいる。

 しかし、口を開けば「クソ」か「ハム」しか出てこない、残念男。しかもバツイチ。

 気が短い反面、案外部下の毒舌には寛容。単なる無頓着なのか、それとも意味を理解できていないのか。

 魔力がカエル以下であるにも関わらずピンピンしていたり、呪いを受けてもケロッとしているなど、ある意味頑丈。

 反面、首都勤務時代から箱庭療法のお世話になっており、今でも首都へ戻った際にはカウンセラーさんへ色々と愚痴をこぼしたり、泣き付いたりしている。

 なお、士官学校でも成績はそれなりに良かったが、素行が最悪であったため、ほとんど一族の七光りで卒業・入隊。

 現在はほとんど運の良さで、功績を上げている。



・マチルダ(二十八歳、司令官付秘書官)……

 すぐ脱線するジョルジュを叱咤する(激励は滅多にしない)美人秘書。好きなものはホラー映画と、甘ったるいミルクティー。

 赤毛に緑目のクールビューティー。

 ジョルジュには好かれているものの、本人は「面倒なオッサン」程度に思っている模様。また、彼へ手を上げることもしばしばある。そのため「スパルタ秘書」と、軍上層部から一目置かれつつある。

 ジョルジュ以外の基地構成員に対しては、基本的に笑顔かつ物静かに対応している。そのことを、ジョルジュは知らない。

 なお、冷たそうな外見に反してオカルト好きかつ、怖がり。ホラー映画等を観た翌日は、自作と思われる「おばけの歌」(命名:ジョルジュ)を口ずさんでいる。



・セルゲイ(四十五歳、第八位魔術師)……

 ジョルジュの補佐官を務める魔術師。好きなものは妻と娘と、ホットワイン。

 銀髪に青目のナイスミドル。

 使える魔術は「紐魔術」。珍しい上に応用力も高いが、いかんせんビジュアルが微妙であるため、魔術師としての階級も真ん中止まり。しかし生真面目で謙虚な性格ゆえ、そのことに疑問や不満はない様子。

 それでも彼が補佐官を務めているのは、ひとえに彼の優れた頭脳と判断力、そしてジョルジュのそばにいても正気を失わない度量に寄る。むしろ、押し付けられた感がある。

 なお愛妻家でもあり、首都に残した細君へ毎週分厚い手紙を送っている。娘も一人おり、同じく紐魔術を習得している。彼の微妙な魔術は、脈々と受け継がれているようだ。

 その娘は「父を僻地へ追いやった!」とジョルジュを恨み、日々彼へ呪いを送っているが、相手が相手であるため効果は薄い模様。



・ゴルダード(二十五歳、准尉)……

 スポケーン基地の尉官中最年少。食料・資材庫の管理担当。好きなものは大型犬と、レモネード。

 金髪に空色の目の、一見爽やか好青年。しかしその実態は、嬉しくても怒っても人に頭突きをかます、スポケーンの最終兵器。実はジョルジュの次に問題児扱いされている。

 そのため、部下の中ではジョルジュに対して最も寛容な態度を取っており、彼と飲みに行ったり、得意な料理を振る舞うこともある。

 その一方で失言癖があり、ジョルジュに対する毒舌は割と多い。

 なお、残り物処理班班長という謎の役職も兼任しているが、今のところ班員は彼のみ。名前は似ているが、爆破物処理班とは無関係である。



・フランソワ(六十二歳、少将)

 アゾリス国の要所、パラポレ地方の軍事基地を治める老将。

 白髪に灰色の目の、小太りおじさん。若い頃は勇猛果敢な猛者として知られ、現在は智将として名を馳せている。アゾリス国軍にとってはなくてはならない逸材。

 たたき上げであるため、苦労人。当初は戦友の息子であるジョルジュに対して好意的であったが、「ハムか生ハムか」論争によって関係は悪化。現在はお互い、子供のようにシカトを続けている。

 それでも、お互いの基地が攻められた際には救援を送るなど、一応交流はある模様。また、周囲からは「生ハムに駆ける情熱は、ジョルジュのハムに対するそれと同レベル」と認知されている。



・ジョルジュ号(ヤギ、オス)……

 ジョルジュが精肉店の女将からおしつけられたヤギ。

 白いゴワゴワの毛に、生え始めたツノがチャームポイント。

 名目上は軍用ヤギとして、スポケーン基地内で飼われている。なお役職は、「兵長控見習」とのこと。

 人懐っこい性格だが、立ち上がって前足パンチをする癖がある。新参者は必ずその洗礼を受けるのが、新しい基地の習わし。

 なお「ジョルジュ号」という名前はジョルジュ本人が命名したわけではなく、いつの間にかそう呼ばれていたらしい。



【用語】



・アゾリス国……

 主人公たちの属する国。民主主義で、経済力はそれなり、大きさもそれなりの国。国軍に変人が多いことに、議会は時折悩まされている。



・スポケーン地方……

 ジョルジュの駐屯する基地が置かれた、敵対国アンゴラ国との国境沿いに広がる山岳地帯。周囲には小さな農村が点在する程度の、いわゆる田舎。しかし森は豊かで、釣りに最適の川があったりと、行楽シーズンには観光客も多い。



・パラポレ地方……

 軍事工業によって開花した巨大都市がある地方。人口も多く、工業地帯以外にも研究所や大企業の本社が置かれていたりと、アゾリス国の要所。フランソワ少将を司令官に据えた基地が置かれている。

 また、絶品の手作りハムを提供するバーがあることでも有名。



・アンゴラ国……

 軍事政権が支配する巨大国家。長年アゾリス国と争ってきた。きっかけは元首同士の、「目玉焼きには塩かマヨネーズか、それともソースか」という言い争いだったと言われているが、真偽のほどは謎。

 アゾリス国以外にも喧嘩を売っている為、国家としてはジリ貧状態。


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