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ファンタジーな世界に転生…みたいな?  作者: プラン9
冥界でほのぼの、舞うは髪の毛
1/4

第0話:ハデスは本当はいい人らしいです。なのに冥界の王だからという理由であんな極悪非道な性格に書かれているらしいです

俺の名前は合田光ごうだこう。とあるロボットアニメのパチモンのプラモの箱を今でも大事にとってあるのと、両親共に宝くじで一獲千金を得てからはネット廃人となってしまったこと以外は普通の、ごく普通の高校生2年、4回の留年というものだ。


いや、本当に普通だったかどうかは分からない。もしかしたら普通じゃないかもしれないし、普通だったかもしれない。

そもそも普通とは、一人一人違う感覚を持つ。

例えば家の両親はネット廃人というのは、少なくとも小学3年までは普通と思っていた。


いや、それはどうでもいい。もう過ぎてしまったことだ。

問題は……俺の目の前にいるおっさん、朝起きたら目の前に居た。

考えてみてくれ。 目が覚めて最初に目にするのがおっさん。 どうせならアテナとかアルテミスとかの方がいい。 なんせオニャノコだからな!


ちなみに今居るこの部屋は、真っ暗な空間にちゃぶ台とアナログテレビ。そして天井に電球という何とも言えぬ昭和臭のする部屋だ。

まあ、こういう部屋は落ち着くから嫌いではないが。


「あ、すいません。緑茶あります? 自分、紅茶はどうも好かんのですわ」


「若いのに代わってるなあんた。まあいいが…ごめん、丁度切らしてる」


そう、この緑茶を切らしてるおっさんが…流れ的に神様、らしい。

どうやらハデスらしい。そう、あのバ〇ラさんが使ったあのカードで、戦闘で破壊したモンスターの効果を無効にするあのカードの元ネタだ。

まあどうでもいいが…。

見た目はもろガ〇アなんだけど。誰がどう見てもガ〇アなんだけど。


「で、何の用だおっさん。 あ、せんべい食っていい?」


「あ、どうぞ。 いやね、親父が酒の勢いであんた殺しちゃったのよ。

しかも部屋にゲロぶちまけちまうわで…」


「そりゃ大変でしたね」


たしかあんたのおやっさん、クロノスだったよな。なんでゲロぶちまけてんの? 息子に苦労させたんな。


「で、本来はどんな死に方だったんすか?」


「本来は…風呂から出ようと浴槽から出ようとすると、足を滑らせてしまい股間を強打、それによりショック死…30歳の若さで」


こ、股間がキュッとなる話だなおい!つうかクロノス、グッジョブ!

というか・・・


「テメェか死に方決めたのはァ!」


「ちょ、もげるもげる! 残り少ない私の髪の毛がもげる!

違う違う、違うからね! タナトス君だからね!」


「知るか! もげろ! そして死ね!」


俺はこいつの頭を思い切りつかみ、下へ勢いよくちぎった。

そして宙を舞うおっさんの髪の毛、泣き崩れるハデス、プリン買ってきたペルセポネがどういう状況なのこれとでも言いたそうな目でこっちを見ている。


「さて、早速だが転戦させてもらおう。 設定を今から言うから、そのミニマム脳みそにしっかりと焼き刻め!」


もの凄い勢いで首を縦に振るおっさん。それを見て赤べこを思い出した。


「設定としては、俺の生きていた世界と魔法世界を混ぜた感じのを頼む。 あ、でも禁書目録に転生させるなよ。一方通行アクセレータとの対決に巻き込まれたりとかは嫌だからな。

そして次は、魔法の設定だ。 魔法は詠唱でイメージを固めて、それを自分の魔力で具現化させるというのを頼むぞ。 決められた魔法しか使えないとか嫌なのでね。 あ、でも一応応用魔法としての教科書的なのは頼むぞ? それが無いと俺もどんなのがあるかわからんからな。

後は…科学の方は俺の住んでた世界よりちょっと遅れてるので頼む。 ただし、ゲーム&パソコンは最先端だ。 後は…奥さん、大切にしろよ」


「言われなくても分かってるわ。 言語はどうする?」


言語か、確かにそれも別の方が面白そうだな。

だが、ゲームは普通のが一番なんだが…。まあいい、それは流石に贅沢すぎるな。


「言語は…書くのを替えておいてくれ」


「了解。 転生は明日でいいか。 今すぐするか?」


「よろしく頼む。 あ、そうだ。言い忘れてたよ。 俺が10歳になったらバルバトスみたいな斧をくれ。 とびきりデカいのをな」


「普通剣だろGJ! まあいい、ついでにサーベルも付けとくぞ。 狭い場所では斧では不便だろ?」


こいつ、凄くいい人だな。

心が広い、将来こういう親になりたいな。 もっとも、結婚したら自由が無くなるから嫌だが。

結婚は人生の終わりというしな。


「じゃあ、そろそろ新しい人生をエンジョイして来い! こんなところに何時までも居たら、魂が卑屈になってしまうからな!」


ハデスが豪快に笑うので、俺もつられて笑ってしまった。

また来たいところだ本当に、こういう所が一番落ち着く。

転生してからは…こんな部屋に住みたいな。


そう俺が考えていたら、いきなり足元に穴が出来、そこへ頭から思い切り落ちてしまった。

やはり根に持っていたか、残り少ない毛を毟り取ったのを…。

どうも、初めてオリジナル小説を投稿いたしました。ナムです。

本来はガ〇ダムのを書こうと思っていましたのですが、まあそれはどうでもいいでしょう。


さて、今回はここまでです。 続きが気になる人は、まったり待ってください。 いつか更新します。


さて、今回主人公の名前が出ましたが、ぶっちゃけ転生したら名前なんか変わります。 というか変えます。 だって変えないと転生してないじゃん! っていう話です。


では皆様、さよなら。さよなら。

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