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待つ。

作者: モナカ
掲載日:2026/06/26

 なぜ世の中には、不都合なものがあり、不合理があり、不幸があるのか?



 なぜ人は苦しみ、殻を破り、成長し、時に甘い恋愛をし、別れるのか。



 私は17才だ。そうして一人で育ってきた。私には兄弟はいない。母親と2人で暮らして何とかきり盛りして生きてきた。



 生きるってわびしい。

 生きるって辛い。

 生きるってあの青空のように····時々はきれいだ。




「お母さん、お買い物ついでに何か無い?」

「いいの。後は買ってあるものばかりだから。お弁当買っておいで」

「はーい」



 善は急げ、腹ペコは満たすとのことですぐ近くのスーパーに行く。



 そう言えば、最近髪も長くなったなぁ。床屋さんにも行ってないなぁと思う。



 

 「どう?」

「いつも通りよ。」そう道でチャー坊と話す。

「また振られてるのかと思った」

「私が振ったの!」

「言い訳して。」

「またね!」


そう道での会話を打ち切る。




 スーパーで、お好み焼き弁当を買う。



 ふと気づけば、空の向こうに虹がちらほら見える。

 私は幸福だ。少なくとも過去においては幸福だった。


 泣くもんかと思っても泣いてしまう。



「元気だしなよ」そう屈強な若者が()う。



私は少し慰められる。


「どうしてか分かる?」

「いえ。」

「私、また振られたの。」

「お姉さんは素敵です。」

「そうあんたも、いい男ね。」



胸に新風が、吹き込まれて、少女はまた笑う。



そうあの向こうの青空のように、希望がある。だからまた暮らしていこう。そう思った。


 

 


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