待つ。
なぜ世の中には、不都合なものがあり、不合理があり、不幸があるのか?
なぜ人は苦しみ、殻を破り、成長し、時に甘い恋愛をし、別れるのか。
私は17才だ。そうして一人で育ってきた。私には兄弟はいない。母親と2人で暮らして何とかきり盛りして生きてきた。
生きるってわびしい。
生きるって辛い。
生きるってあの青空のように····時々はきれいだ。
「お母さん、お買い物ついでに何か無い?」
「いいの。後は買ってあるものばかりだから。お弁当買っておいで」
「はーい」
善は急げ、腹ペコは満たすとのことですぐ近くのスーパーに行く。
そう言えば、最近髪も長くなったなぁ。床屋さんにも行ってないなぁと思う。
「どう?」
「いつも通りよ。」そう道でチャー坊と話す。
「また振られてるのかと思った」
「私が振ったの!」
「言い訳して。」
「またね!」
そう道での会話を打ち切る。
スーパーで、お好み焼き弁当を買う。
ふと気づけば、空の向こうに虹がちらほら見える。
私は幸福だ。少なくとも過去においては幸福だった。
泣くもんかと思っても泣いてしまう。
「元気だしなよ」そう屈強な若者が謂う。
私は少し慰められる。
「どうしてか分かる?」
「いえ。」
「私、また振られたの。」
「お姉さんは素敵です。」
「そうあんたも、いい男ね。」
胸に新風が、吹き込まれて、少女はまた笑う。
そうあの向こうの青空のように、希望がある。だからまた暮らしていこう。そう思った。




