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【悲報】勇者タカシ(25歳)、伝説のジジイ4人に囲まれる  作者: 雪見もち子


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9/10

【伝説のジジイ外伝③】タンクジジイ【必殺技解説してみた編】

本編完結お礼&ただ書きたかった。


冒頭は考察班のまとめ。

いつものスレッドもすぐに始まります。

【考察まとめ】

・異世界転移した勇者タカシのPTーー。

・伝説のタンクジジイとは?


■ステータス

Lv999/伝説級タンク

数十年にわたり、防御と防御技術だけを極限まで磨き上げた、伝説級の防御術。

本人曰く、「守るというのは、ただ耐えることではない」

「敵の攻撃を受け止め、後ろにいる者へ一切届かせない。それが盾役の仕事だ」


その言葉通り、単純な防御力だけではなく、

敵の攻撃方向・威力・衝撃・魔力の流れまで瞬時に見極め、

最小限の動きで攻撃を受け止める高度な防御技術を持つ。


なお、本人は非常に真面目。

四人の中では比較的まともに見える。


ただし――本人の圧は、予想外の方向にズレていってた。


◇


【必殺技】

[超・守護鉄壁術【絶対・防御ー極ー】]


あらゆる攻撃を絶対に受け止めるという、

信念と覚悟によって完成された究極の守護術。


弾くのではない。

避けるのでもない。

ただ、全てを受け止める。


その圧倒的な防御力と包容力によって、味方をあらゆる攻撃から守護する。


受け止めるには、筋肉が必要。

筋肉は、正義。

正義は、即ち輝くもの。

――という本人の謎理論が展開。

そして、戦闘前には胸元へオイルを塗り込み、筋肉をテッカテカに仕上がっていた。


※美容と実用を兼ね備えた究極のオイルらしい。

※ジジイの敏感肌にも優しい。



⬛︎装備だったもの

【伝説級大盾】

ジジイネットワークにより、伝説のドワーフや、

伝説の防具職人たちの叡智が詰まった凄い盾。


素材も一級品。

ジジイたちが過去に討伐した巨大ドラゴンの鱗とか使っているらしい。

詳細は不明。



◇


【伝説のジジイ達の必殺技について、解説するスレ】Part3


1:名無しの有能まとめスレ民:

これは……技自体は普通にまともだな。


敵の攻撃

↓

タンクジジイ、仁王立ち

↓

受け止める

↓

味方全員無傷

↓

勝利!以上!!


~完~


技自体はまともだし、完成された究極の守護鉄壁……のはずなんだが。



2:名無しの有能まとめスレ民:

【タンクジジイの問題点】


高身長と高密度の筋肉で圧がある

↓

胸元テッカテカ

↓

無駄に声がいい(※腰に響く低音イケヴォ)

↓

生々しい吐息

↓

喋り方がねっちょり

↓

敵襲来

↓

敵「なんだこのジジイ」

↓

タンクジジイ、

「……来い(湿度高めな低音ヴォイス)」

↓

敵、総攻撃。

↓

\ドゴォォォン!!!/

↓

土煙。

↓

何故か爆発エフェクト。

↓

しばらくして煙が晴れる。

↓

ジジイ、無傷。

↓

しかも一歩も動いていない。

胸元のオイルも乾いてない。

敵、ジジイの腕の中で安らかに眠っている()



味方→無傷。

敵→絶望。

タカシ→精神的にダメージ。


こういう事だな。



3:名無しの被害者スレ民:

ねえ、その装備必要?

もう装備品不要じゃね?


それと、最後の注釈いらねーだろ。



4:名無しの被害者スレ民:

【絶対・防御】

↑絶対領域みたいなノリで使うのやめろ。



5:名無しの被害者スレ民:

「極」ってつけたらカッコイイとか

そういう時代はとっくに終わってるぞ。



6:名無しの被害者スレ民:

これが『ジェネギャ』ですか……( ´ー`)



7:名無しの被害者スレ民:

弾かずに、全てを受け止める包容力……


なるほど、そこだけはタンクらしい。



8:名無しの被害者スレ民:

>> 7

だが、胸元はオイルでテッカテカのジジイだぞ



9:名無しの被害者スレ民:

まともなのに、

技自体はまともなのに!!!



10:名無しの被害者スレ民:

それにしてもこのタンクジジイ、

わりと薄めじゃね?



11:名無しの被害者スレ民:

いや、十分濃いだろ



12:名無しの被害者スレ民:

弓兵>>>踊り子>>>>タンクジジイ

って感じだな、今の所は。



13:名無しの被害者スレ民:

>> 12

弓兵がバグり過ぎなんだよ。



14:名無しの被害者スレ民:

>> 2


イケヴォの所、無駄に解像度上げんの止めてくれる?



15:勇者タカシ ◆TkSh1/Neet:

タンクジジイ、別に良い奴なんだよ。


それは全ジジイに言えることなんだが、

皆、悪いジジイじゃないんだ……。



16:名無しの被害者スレ民:

お

タカシがまともにジジイをフォローしたぞ。



18:勇者タカシ ◆TkSh1/Neet:

けど、それでも!!

善意だからって耐えられる事と耐えられない事が、

人間には誰しもあるだろ!?!?


圧強めでこんな暑苦しいジジイが、

拳一つ分しかない距離感で顔面を近付けてきて、

グイグイ来るんだぞ!?


距離感!!!

距離感がバグり過ぎなんだよ、

このタンクジジイ!!!



19:名無しの被害者スレ民:

大事な事だから何度も言いました

『距離感』



20:名無しの被害者スレ民:

あー……まあ、頑張れ?



21:名無しの被害者スレ民:

うん。

包容力はカンストしてるんだもんな。



22:名無しの被害者スレ民:

だが、その包容力が時として、

意図しない作用を起こすことはある。



23:名無しの被害者スレ民:

強く生きろ……

タカシ……

タンクジジイは、本人は至って真面目です。

敵を倒すことよりも、仲間を守ることを優先する。


タカシが危険に晒された時には、必ずその前に立つ。

その姿はまさに、伝説級のタンクです。


ただし、距離は近い。

そして、筋肉は正義。

本人は仲間を無事に守きりる事。それを誇りに思っています。


伝説のジジイたちは、全員がそれぞれの道を極めています。

だからこそ、実力は本物。


ただし――極め方がちょっとだけおかしい。


それでもタカシにとって、四人は頼れる仲間です。

……たぶん。


ーー次回、賢者ジジイ編。

乞うご期待!!!


次回で外伝終わります。

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