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職業は精霊の愛子  作者: 黒色猫


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第1話

 新作VRMMO『ファンタシー・ファンタジー』。このゲームはサービス開始前から話題のゲームだった。非リアルを現実に、をコンセプトに作られたこのゲームはとにかくグラフィックが綺麗でまさにファンタジーそのもの。そのクオリティから世界でも注目のゲームとなっている。多くの人がサービス開始されるのを待ち望んでいたのだ。

 

 俺────荻原琴葉おぎわらことはもゲームを楽しみにしているうちの1人。サービスが開始される2時間前から待機しているくらいには楽しみにしていた。ゲームでは男らしいキャラで遊ぶつもりだ。無精ひげなんかがあってもいいかも。…リアルは中性的、どちらかといえば女性に間違われる顔立ちだからな。ゲームでぐらい男として扱われたい。…話し言葉を男らしくしたが、それでも女性と勘違いされたときは心が折れた音がしたっけ。


 ちょっと悲しい気持ちになりながらパソコンをいじる。ファンタシー・ファンタジーに関する情報の最終確認だ。もちろんすべての情報が解禁されているわけではないが、世界観を知ってもらうためにいくつかの情報は発信されている。


 まずキャラの作り直しは不可能らしい。イベントに入賞した際に入手できるチケットを使うと1から作り直すことができるみたいだが、基本は無理。だから変な名前や極端なスキル構成などにしてしまうと詰んでしまうというわけだ。キャラメイクの際は慎重に選ばなければ…。


 他にはファンタシー・ファンタジーには複数の神様がいるらしい。それに伴い宗派もそれなりにあるようだ。ただ基本プレイヤーは1柱の神様しか信仰できないようになっている。例外もいるらしいが…いくら探しても情報は出てこなかった。これもよく考えて信仰する神様を決める必要があるな。


 あとは特に興味を引かれるようなものはなかったが…あぁ、このゲームでは犯罪行為────PKや強盗などは禁止されている。その割には暗殺ギルドや闇ギルドはあるような匂わせをしているが…とにかくPK禁止なのはありがたい。平和にゲームを楽しむことができる。


「お、そろそろか」


 時計を確認すると、サービス開始の1分前になっていた。時間が経つのはあっという間だな。ワクワクが止まらないぞ!


 ヘッドギアを装着してベットに横になる。横目で時計を見ると時間ピッタリになっていた。ファンタシー・ファンタジーを選択すると、『ログインしますか』の文字が。はいを選択すると、意識は仮想空間に落ちていく。どんな世界が、冒険が待っているのか。


 

 他の作品が完結してないのに書き始めてしまいました。基本1話2000文字を目安に書いていこうと思っています。プロローグが短いのはお許しください。


 今日だけ2回投稿します。次の投稿は20時です。

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