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Kの追跡/告解
なんでもない日
大きな枯れ木の下
Kは彼を待っている
Yは彼女を探している
そして出会う
Kは一言、ありふれた想いを口から落とす
拾われなくてもいい杭を
Yは刺す世界で最も柔らかく鋭い呪詛を
恨まれ赦される言い訳を
人は彼を酷いと言うだろう
人は彼女を身勝手と言うだろう
Uは思うロクデナシとヒトデナシで二人はお似合いだと、
同じ穴のムジナが何見栄張っているんだ
臆病なKはこれからもYを追う
健全な愛を知らぬYは今日を忘れる
また今度と嘘をつく
これからもこんなかんじ
kittenからきてる