どうしてこうなった
※朱友裕の生年は870年とします。
どうもこんにちは、朱友裕こと友田裕です。
皆さんに質問があります。もし、異世界に転生したとき、最初に何を思いますか。
おそらく「やった異世界だぁ。現代チートで無双するぞ」とか「今世ではスローライフを満喫するぞー」と感じる人が大半だと思います。
ん?なんでそんなことを聞くんだって?
「将軍、この捕虜たち全員どうしやす?血祭りにして京観(某古代中国戦国時代を扱った漫画を参照)にしますかい?」
俺はこの世界に転生して一番現代に帰りたいと思っているからだ。
今、目の前には侵攻してきた軍を先の戦いで捕虜にした敵兵たちが自分一人の判断によって左右されている状況になっていた。
(なぁ神様、俺前世で何かやらかすようことしたか?)
俺は元々普通の大学生として生を謳歌し、就職祝いとして夜に友人たちと飲み会をした後歩いて帰っていたとき、酔っていたせいで道路の方でコケてしまった。ただコケたタイミングが悪かった。
丁度道路にはトラックが走っており俺はトラックのヘッドライトを見たのを最後に世界が真っ黒になった。
そして、気がついたら870年の唐の時代に転生することになった。
俺は学んでいた歴史学のなかには中国史も含まれており偶然にも卒業論文では唐の歴史についてだったのでその詳細をよく知っていた。
874年に黄巣の乱が起こること。
朱全忠が虐殺などで汚名を残し、最期は自分の息子に殺されること。
俺(朱友裕)が病で早死にすること。
うん、おい地獄さ行ぐんだでぇ。
(誰か、誰かここに某無職の転生に出てくる黒髪女子の魔術師をここに呼んでくれぇぇぇぇぇ)
「将軍?急に黙ってどうしたんですかい?」
朱友裕は地獄(動乱による戦の日々)への船旅はまだ始まったばかり。
※思い付きで書き始めたので、とりあえず冒頭だけ書いときました。更新は今書いている作品の投稿の頻度が安定したときに書こうと思っています。