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輸出管理厳格化の謎  作者: やまのしか
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輸出管理厳格化の謎②

2019年9月27日、経済産業省のHPに「8月の大韓民国向けフッ化水素輸出量について」というプレスリリースがありました。


>本日財務省から発表された貿易統計に関連して、8月の大韓民国向けフッ化水素輸出がゼロになったとの一部報道がありますが、許可の対象となるフッ化水素は8月中も大韓民国に輸出されていることを経済産業省として確認しています。


日本から輸出されるフッ化水素については、貿易統計上、国内における加工・製造の工程等によって、「フッ化水素(HS2811.11-000)」以外にも「再輸出品(HS0000.00-190)」として計上される場合もあり得ます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


皆さん知ってましたか?こんなプレスリリースがあったってこと。


安倍政権の輸出管理厳格化措置について、カニが最も謎に思っているところがココです。


さて、カニが何を言いたいのか、わからない人もいるでしょうから、説明します。


カニ太郎は一つの仮説を持っています。

それは、この「半導体3素材輸出管理厳格化措置」は実は日本と韓国のデキレースではなかったのか?・・・という仮説です。


その根拠となるのが、この2019年9月27日の経済産業省からのプレスリリースです。


財務省の貿易統計ではフッ化水素の8月分輸出量は0となった。


しかし経産省のHPでは品目を『フッ化水素』ではなく『再輸出品』として計上することもあると、わざわざ注釈を出してくれているのです。


フッ化水素というものは、原料の蛍石の原産地がほとんど中国であるため、日本のフッ化水素メーカーは中国で1次加工の低純度のフッ化水素を作り、それを一旦日本に輸入し、2次加工して高純度のフッ化水素を作っています。

つまりフッ化水素は、ほとんど『再輸出品』なんです。

今回の半導体3素材輸出管理厳格化措置によって、フッ化水素の対韓国輸出量は、7月84%減、8月100%減となった。

しかし、これはただ単に輸出品目を『フッ化水素』から『再輸出品』に変えただけの見せかけの減少ではなかったのか?

このような事象を普通世間では『情報操作』と言います。


今回の輸出管理厳格化措置で、安倍政権は情報操作をした・・・これがカニの仮説の1つです。

『半導体3素材輸出管理厳格化措置』はただの見せかけであったのか?

もし見せかけで、本当は全く輸出量は減少してなかったとすれば、なんで、このような小細工を日本政府はやったのだろうか?


私は、ただの「ガス抜き」であったのだろうと思っています。

つまり当時、日本国民は、度重なる韓国の敵対行為(レーダー照射、天皇日王発言、海上自衛隊日章旗拒否など)に対韓国経済制裁やむ無しの空気で充満していた。

しかしながら、安倍政権は本気でフッ化水素を輸出規制するつもりはなかった、なぜなら、ただの恫喝のつもりだったから、つまりハッタリであった。

しかし予定外に韓国がWTO違反だと騒いだ上、日本のマスコミにも「輸出規制」「元徴用工問題」「対抗」という文字が並んでしまった。

これでは、マジでWTO違反になってしまう。

それゆえ、経産省は半導体3素材を、全く止めることができなくなってしまった。

それを見越していたから、当時のサムスンやSKハイニックスの株価は全く変動しなかった。

ピクリとも動かなかった。

もしサウジアラビアが急に原油減産発表したらどうなるでしょう。

原油価格は跳ね上がる。

フッ化水素の在庫は1ヶ月しかありません。

そして日本製の超高純度フッ化水素がなかったら先端半導体は作れません。

半導体工場の生産ラインが止まるかもしれないと市場が本気で考えたらどうなるか・・・市場は大混乱します。

しかし、今回の日本政府が実施した輸出管理厳格化措置では、半導体市場の混乱は全く起こらなかった。

明らかに市場関係者は今回の対韓輸出管理厳格化措置で、フッ化水素の対韓輸出量が激減することは、思っていなかった、ということになる。


予め市場に、情報が流れていたのでしょう。


輸出管理厳格化から約3ヶ月たった9月27日、貿易統計で8月のフッ化水素対韓輸出量が0になった。

でも生産ラインは平常運転していて、経済産業省は上のような通達を出した。

この輸出管理厳格化はプロレスだったのではないかとカニが推理する所以です。


財務省は「フッ化水素」を貿易統計で6月までは品目『フッ化水素』として計上してた。

しかし、輸出管理厳格化措置を受けて7月から品目『フッ化水素』→『再輸出品』に切り替えたというわけだ。

ゆえに韓国への輸出量はフッ化水素全体としてはとして変わっていなかったのだろう。

『情報操作』平たく言えば輸出管理厳格化は『八百長』だったのではないか・・・


思い返せば7/4に安倍政権が輸出管理強化を発表して、すぐサムスンの副会長が日本に飛んできた。

その時、副会長はすぐ銀行へと向かった。

恐らく、サムスン副会長は日本の金融機関にデキレースである事を確認に行ったのであろう。

サムスン副会長はその足でワールドカップラグビーの開催式を見学した。

つまり何も心配してなかったということだ。


安倍さんは何故こんな猿芝居(効果のない輸出管理厳格化措置)をしたのだろうか?

そこに私は安倍晋三の、すぐに「かっ」となる性格「短絡的」、

そして恨みを根に持つ性格「私怨」を原因にせずにはいられない。


どういう事かというと・・・・つまり、実は、あの輸出管理厳格化措置は、あのタイミングで発動する予定ではなかった・・・ということだ。


全ては文在寅が仕組んだ「トランプー金正恩の板門店会談」(6月30日)が引き金であった。

詳しいことは、次回w

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