一般兵士、王都に帰還する
騎士団の団長ナイヴァが宿への帰り道こんな提案をしてきた
「是非俺と手合わせしてほしい」
「いや流石にその大剣が木製だとしても死にそうなんですけど…」
「むう、なら君達の手合わせが見てみたいな」
「なるほどそれならいいですよ」
「あっさりと承諾するなカイト」
「だって最近は手合わせしてなかったしな」
「確かにな久々にしてみるか?」
「よし、手加減なしな!」
「本当にいいのか?」
「勿論!」
宿に戻り裏の庭で俺とカイトは木剣を受け取り久々の手合わせを行うことにした
「なんでもありなんだよな?」
「勿論、手抜きなんて無しだぜジョン」
「それじゃ、遠慮なくやろうかな」
カイトが斬りかかりそれを盾で防ぐ、受けたまま剣を横に薙ぎ払うがそれを後ろに飛ぶことで避ける
「盾で受け続けたら終わらないだろ」
「そりゃそれが俺の戦い方だからな、こっちから行ってみようか?」
「こい!」
こちらから斬りかかり鍔迫り合いになる剣を横にし身体に当てるそこから盾と身体で思いっ切り体当たりした
「ぐおっ!」
「ざっとこんなもんよ」
「本物でもやるつもりかそれ?」
「確かに危ないかもな、でも油断したからな」
「くそっもう一回だ!」
次はカイトが斬りかかり盾で受けたら剣で反撃しようとしたら腕を掴まれて蹴りがきた
「うぐっ!」
「お返しだ」
「そろそろ盾での戦い方対策されてきたな…」
「そろそろ勝ち越しさせてもらうぜ」
結果的には引き分けだった、純粋な剣技では厳しいため盾や小技を混ぜてきたけどそろそろ限界だな
「ジョン相変わらず体力オバケだな」
「いや結構疲れてるからな?」
「ずっと見させてもらっていたが、カイトは純粋に剣の腕がいいな、ジョンはなかなか独特な戦い方だな誰かに教わったのか?」
「独学ですね、どうすれば相手を転ばせる事ができるとかを対人戦では考えてます」
「対魔物は?」
「前線に立って攻撃を受け止めて隙があれば剣や魔法でこっちに意識を向くようにしてますね」
「やっぱり騎士団に来ないか?」
「やること終わったら考えますね」
汲んてきた井戸水で身体を綺麗にしたあとケール達と夕食を取り明日に備えることにした
「宿暮らしも今日までか明日からは野営だと思うと少し気が重いな」
「長居し過ぎた弊害だな、野営をすればすぐに慣れるはずさ、明日は荷物を満載した馬車だから歩きになる可能性があるから早めに寝ようかな、皆はどうする?」
「歩きになるのでしたら私も早めに休みますね」
「僕も寝る」
「俺は少し素振りをしてから寝るよ」
「カイト、夕方に手合わせしたのにまだやるのか?」
「引き分けだったからな、少しでも訓練して勝ち越したい」
「そうか、無理はするなよ」
「わかってるって」
次の日、早速鍛冶屋に向かった店の前には馬車があり、荷物が満載になっていた
「おう、坊主達来たか、こっちは武器満載だぜ」
「こっちも何時でもいけますよ」
「じゃあ行くか」
「はい、店主さんもありがとございました!」
「おう、ジェレゾがまた変な剣打ってたら教えてくれや」
「ちゃんと打ちますよ師匠…」
俺達は街を出て王都に戻り始めた初日は何も起こらなかったが次の日からは魔物が現れるようになった、しかしカイト、自分、ケールの一人で対応できるくらいの強さだった
「このまま帰れるといいけどな」
「そういうの言ってると面倒くさいの出るからやめろ」
結局弱い魔物は出たが盗賊は出ず、安全な旅だった
「本気で何も出なかったな」
「僕も何が出ると思ってた」
「私もです…」
「おいおい、何も無い事を喜ぶべきだろう?お陰で俺は楽に武器を輸送出来たしな」
王都の武器屋に着くと荷物の積み下ろしが始まった
「坊主達助かったぜ」
「こっちも新しい装備が手に入りましたし、こちらとしても良かったです」
「おう、また依頼を受けるか買いに来たときは頼むぜ!」
ジェレゾと別れて今後の方針を話し合うことにした
「取り敢えず王様と会って異変がないか聞こうか」
「それでいいと思う」
「そうだな」
「今日は宿で一泊して明日聞きに行きましょうか」




