一般兵士、鉱石を見せる
鉱山からの帰り道、カイトが聞いてくる
「そういや、ジョンの剣は?」
「ん?あぁ、サラマンダーに溶かされた」
「なんでさ?」
「ケール守るのに必死で剣を放り投げたら溶けてた」
「うわっ、直撃しなくてよかった…」
「それを防がせたんだけどな」
「最後の炎凄かったですよね、よく耐えたましたねどうやったんですか?」
「必死だったから再現できないけど水と土の属性を合わせた」
「どういうことだ?」
「へっ、わかんねぇだろ?俺にもわかんねぇ、水と土の属性を足したとしか言いようがないな」
「僕もあれはわからない」
「ケールでもわからないかージョン新魔法発明したな!」
「新発明が泥魔法ってねぇ…」
「取り敢えず帰って寝よう、一眠りしてから報告しようか」
その日はまさに泥の様に眠った誰がどの部屋に誰と布団に入ったのかさえ覚えていなかった
次の日は悲鳴とバチンといった音が聞こえたことで起きた、体を起こそうとするが腕にケールが張り付いていた、諦めて二度寝することに決めたがカイトが顔に手形をつけて部屋に入ってきた
「ジョン、酒場で報告にいくぞ…」
「わかった、因みにその跡はなんだ?」
「気にしないでくれ…」
酒場に行くということなのでケールを起こすことにした
「ケール起きろ」
「…」
揺すって起こしてみる
「おーきーろー」
「…」
軽く頬を撫でると少し身じろいた様に見える、こいつ、寝たふりしてないか…?
頬と軽くつねると寝てたのが嘘のようにしゃっきり起きた
「いたい」
「やっと起きたか」
「寝心地よかったからまたして欲しい」
「機会があればな、ほら酒場へ報告にいくぞ」
「わかった」
酒場に行くと今日も大勢の鉱夫たちが酒を呑んでいた、昨日と同じ様に店主に話しかける
「おはよう店主さん」
「おはよう、今日はどうしたんだい?」
「鉱山に行ってきて魔物を倒してきたんだけど鉱夫さんが見た魔物がこいつかどうか見てくれる人を探してるんだ」
「ふむ、なるほどならそこに居るホセに聞くといいだろう」
店主が指差す席には筋肉質の男性達が酒を飲んでいた、カイトが席にいる人達に話しかける
「ホセさんを捜してるんですけど何方かわかりますか?」
「おう、俺だぜ」
「ああ、よかったホセさんに聞きたいことがありまして」
「おう、見たところ冒険者だな、俺が見た魔物についてか?」
「そうなんですよ、どんな見た目だったか確認したくて」
「勿論いいぜ、掘り進んでいたら広い空間に出てな、そこに赤いトカゲみたいなやつがいたんだかなり大きかったな、ありゃドラゴンだと思って速攻逃げたんだ、これぐらいだけど情報になるかい?」
「はい!確認したいんですけどこんな感じの鱗や皮をしてませんでしたか?」
カイトはそう言いつつ割れていない鱗や剥ぎ取った皮をホセに見せた
「お、おおアイツを、倒したのか!?」
「はい、ドラゴンではなくサラマンダーでしたけどかなり苦戦しました」
「ドラゴンじゃなかったのか…まぁいい!おまえら!冒険者が魔物を倒してくれたぞ!明日から仕事だから今日はしっかり呑めよ!」
そこら中から「おう」と声があがる店主が少し引きつった笑顔をしているみたいだするとホセが
「お前らも食うだろ!」
「では僕たちも頂きます!」
「ジョン、鍛冶屋はどうすんだよ」
「昼飯食ってからでいいだろ?」
「ここの店の飯は上手いからな」
「おう兄ちゃんわかってるじゃねぇか!奢ってやるからお前らも食え!」
「ほら折角だしカイト達も食おうぜ」
「仕方ないな」
宴会会場になった酒場で鉱夫たちと食事をした、気になったのはサラマンダーのいた場所は良さげな鉱石がありそうな予感がしたという話だ、拾った鉱石がそれかもしれないな…
夕方、宴会が終わり俺達は鍛冶屋に向かっている
「酒場の店主可愛そうだったなあ、酒が…ってなげいてたぞ」
「たしかに鉱夫の飲みっぷりは凄かったな」
「カイトさんもジョンさんもしっかり食べてましたね」
「ま、まあなジョン程じゃないけど食べるのは嫌いじゃないし」
「ジョンは食べ過ぎ」
「久々にいっぱい食えたな」
雑談をしていると鍛冶屋についた中に入るとジェレゾと店主が話をしていた
「あいつら、遅いな」
「オメェの剣が悪くて苦戦してんじゃねぇのか」
「酒場じゃドラゴンだって話ですしね、師匠流石にドラゴンを切る剣なんて作れないっすよ」
「まぁな、ミスリル辺りを持ってこないと難しいな」
「ドラゴンじゃなかったですよ」
「うおっ、帰ってきたのか、それで?ドラゴンじゃなかったのか」
俺達はサラマンダーの素材を置いた
「それはサラマンダーか」
「ええ多分サラマンダーです」
「よく倒せたな」
「かなり苦戦しましたよ、剣も一本駄目にしちゃいましたし」
「そうか、因みに鱗はどうだ、水をかけずに砕けたか?」
「無理でしたね、水をかけて始めて砕けました」
「ジェレゾまだまだだな」
「精進します…」
「暫く打ちで剣を打つんだ練習していけ、んでだこの鱗はほぼ使い物にならねぇな盾にになら使えるかもなあと、皮はローブや革鎧にできるだろうよ」
「おお、お願いできますか!?」
「おうよ!任せとけ!」
「あ、そうだこの鉱石を見てほしいんですけど」
カイトはサラマンダーから出た鉱石と拾った鉱石を見せた
「ふむ、片方はミスリルだな、もう一つもミスリルだが何か変わっているな、どこで見つけた?」
「サラマンダーの腹の中です」
「また変な所から見つけてきたな、しかしこれがあれば面白い剣が打てるぞ」
「面白い剣?」
「魔力を込めると炎がでるかもな」
「炎が!?」
「かもしれねぇ、とだけしか言えねぇけどな、それでも普通のミスリルよりいい剣が打てる」
「それは楽しみだ!」
「そういやそこの兄ちゃんの剣はどうした、鞘しか無いが」
「サラマンダーと戦った際に溶けちゃいまして」
「そうか、流石に溶けない剣は打てないがミスリルを使えば魔力の伝わりがいい剣なら打てるぞ」
「良いですねそれ」
「嬢ちゃん達はどうする、ミスリルがあれば魔法の威力が上がるぞ?」
「いえ私のは既にミスリル使ってますので」
「僕のもミスリル製」
「お、そうだったのかじゃあ2人の剣と盾、それと鎧とローブだな、ジェレゾ、鎧とローブは頼んだぞ」
「え、俺もですか?」
「あったりめぇだ!オメェは剣より服装品の方が上手だろ」
「それじゃ完成まで数日かかるから、ゆっくりしてくれや」
「因みにジェレゾさんの依頼の武器の納品ってのはどれぐらいかかるんです?」
「すべての工房にお願いしても1週間後てところだな」
「わかりましたでは数日後一度きますね」
「おう。まかせとけ!」
この数日間は魔法の練習に費やした、特に防御の魔法を練習を重ねた、カイトは魔力を込めた剣の練習、ケールは俺の魔法の練習の先生になってくれている、シエナは珍しく光の属性魔法の攻撃を練習している、どうやら補助と回復だけではじっとしてられないようだった
ケール曰く魔法の防御だけなら属性を付与せずそのまま魔力だけで防ぐことができるらしいただし強い魔法を防ぐ場合は魔力を消費し続けるため注意が必要らしい、そしてカイトが魔力の剣を習得したころに装備が完成したとジェレゾさんが教えてくれたので早速向かうことにした




