一般兵士、鉱山に行く
「それで、何処で情報収集するんだ?」
「それはもちろん、酒場だろ!」
「なんで酒場なんですか?」
「酒場は人が集まるからな特に今は鉱山に入れなくて暇だろうし酒場で一杯呑んでる人が沢山いると思うんだ」
「なるほど…」
「早速酒場にいこうか」
「そうだな」
酒場に向かい中へ入ると人が大勢おりかなり騷しい、昼間だがかなり呑んでいる人もいる様子でコップを片手に寝ている客もいるようだ、変に絡まれると面倒なので先ずは店主に話を聞くことにした
「店主さん、オススメの料理あります?」
「兎の香草焼きだね」
「いいですね、じゃそれを人数分」
料金を少し多めに渡す
「少し多いね」
「いえ、料理を楽しむついでなんですけど聞きたいことがありまして」
「ふむ、鉱山にでた魔物についてかな?だったら料金は料理分でいいよ、早く倒してもらわないとウチの酒が無くなってしまうからね」
「ありがとうございます!」
最近開いた坑道に突如魔物が現れたらしいどうやら火を吐くトカゲみたいな見た目をして、噂ではドラゴンじゃないかと言われているらしい
「ドラゴンか…」
「あくまで噂だけどね」
「他の坑道は使えないのですか?」
「他の坑道には魔物はいないけど問題の魔物が暴れていて崩落するかもしれないから安全のために今は入れないようにしているみたいだよ」
「なるほど…」
「取り敢えずその魔物が本当にドラゴンかまず確認するか」
「そうですね、先ずは確認、そして作戦をたてないといけないですね」
「本当にドラゴンなら僕達だけじゃ厳しい」
「国には既にドラゴンかも知れないと数日前に連絡を入れてある、到着まで暫くかかるだろうけどね」
「そうですか、ありがとうございます、先ずは調査してきますね」
「気を付けて行くんだよ」
酒場をでて鉱山に向かう、道中は魔物などは出ずあっさりと鉱山に着くことができた
「さてと、坂は急だったけど無事に着いたな」
「どの坑道に魔物が現れたか聞いたっけ?」
「一番新しい坑道としか聞いてませんね」
「ケールすまないが魔力探知で探せないか?」
「やってみる」
暫くすると、ケールが指差すどうやらその方角にに魔物がいるようだ
「少しおかしい」
「何が?」
「ドラゴンと比べて魔力が少ない」
「ドラゴンと戦ったことがあるのか?」
「一度だけ、宮廷魔法使いと騎士たちで討伐に行ったことがある」
「良く無事だったな」
「その時は僕は支援係だったから」
「因みに倒せたのか?」
「大損害だったけど何とか倒せたみたい」
「なる程、それ程強力な魔物だと思ってたがどうやらそうではないと」
「うん、それでも弱くないから注意は必要」
「それじゃ、その魔物とやらを拝見しにいくか!」
「油断は禁物ですよカイト」
ケールを先導してもらいつつ坑道を進んでいく複雑ではないが暗く長く続いているみたいだ松明だけでは心許ない
「シエナさんかカイト、光の魔法で灯りをつけることはできるか?」
「魔物もいないですしつけましょうか」
シエナが光の魔法で辺りを照らす、鉄鉱石などが転がっており採掘途中であることがわかる
「採掘しきっていないみたいだな」
「魔物が現れて慌てて脱出したんだろう」
「てことはもうすぐで目的地か?」
「うん、もう少しで着く」
「緊張してきました…」
「今回は様子見だ、すぐ撤退する予定だからな」
更に奥に進むと目の前が広場になっているようだ、ケールがその広場に入らず
「ここにいる」
と教えてくれた隠れる場所がないため土属性の魔法で遮蔽物を作る事にした
「土、壁、設置、これに隠れて観察しよう」
皆が土壁に体を隠す、こっそり光の魔法の玉を飛ばし観察する
「あれは?」
「ドラゴンじゃなさそうだな」
「多分サラマンダー」
「強いのか?」
「結構強いあと火を吐く」
「ほぼドラゴンなのでは…」
「ドラゴンは殆どが飛ぶことができるアイツは飛べないだからドラゴンじゃない」
「かなり大雑把だな…」
「ジョン勝算はあるのか?」
「わからん、サラマンダーについての情報が足りない今思いつくのは光の魔法で目つぶししてから戦闘に入る位だな、ケール、サラマンダーに弱点はあるのか?」
「水に弱いとは聞いたことはある」
「ならケールは水の属性魔法を使ってくれ俺も水の属性を使う」
「わかった」
「しっかし、今回は偵察の筈だったんだがな」
「それは無理だな」
「なんでだ?カイト」
「バレちった」
「は?」
サラマンダーがこちらを向く魔力が高まり口から炎を吐く
「土、壁、設置!」
作り出した壁が高熱に晒される、どうやら今回は耐えきったようだ
「なんでバレた?」
「わからない取り敢えず、シエナ目潰したのむ!」
「わかりました!」
強烈な閃光がサラマンダーの目の前に奔る、どうやら効いたみたいだ
「シエナさん、そのまま支援も頼む、俺とカイトは接近戦を仕掛ける!」
「わかりました!」
サラマンダーに斬りかかる、が鱗に弾かれて傷一つつかない
「駄目だ!効いてない!」
「ジョン、こっちも駄目だ、ケールに攻撃を任せて俺達はサラマンダーを撹乱するぞ!」
「わかった!」
ケールだけに負担を負わせる訳にはいかないな、なにか傷つける方法はないか考える、ケールの水の属性魔法が当たった場所を見ると変色している、そこを狙ってみるか…但しケールの魔法の当たった位置が高いため足元に魔法を打ち試すことにした
「水、球、投射!」
バシャンと音を立てその後にパキパキと音を立てている、変色を確認したので、身体強化、武器強化をかけ直し全力で斬りかかる
「オラァ!」
バキンと音を立て鱗が割れる、これなら攻撃が通るな!
「ケール!足元に魔法を集中してくれ!」
「わかった」
「カイト、水の魔法が当たった場所を攻撃してくれ」
「わかった!」
カイトは光の属性の強化も織り交ぜて攻撃しているみたいだ、サラマンダーから出血が見られる
長期戦になるかもしれないがこれなら戦えそうだ、そう思いつつ剣を握り直した




