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ドリフトする一般兵士  作者: 田中山さん
一般兵士、戦士になる
11/25

一般兵士、退治する

夜になった、俺たちは街を出て魔力の痕跡があった場所の近くに行く、まだ魔物を呼び出した奴は来てないようだった


「今のうちにもう一度確認しておこう、ケールが魔力探知で魔物の召喚を確認したら、シエナさんとカイトが、上空に向けて灯りになる球を打ち上げてくれ」

「ジョンはどうするんだ?」

「俺も一応魔力探知をするがケールのほうが探知が早いだろうな、灯りがついたら俺は飛び出して魔物と呼び出した奴を対峙する、逃げられないように呼び出した奴を優先するから魔物の方はカイトたちでなんとかしてくれ」

「ジョンの負担が大きくないか?」

「逃げられないようにするだけだ、夜中にこっそりやるぐらいなんだから咄嗟に逃げることが出来ないのだろう」

「それでも一人はジョンさんに付いた方がいいのでは?」

「前回がブラッドベアーだったからな、今回はそれより強い筈だ、二人で勝つ自信があるなら、こっちに一人来てくれ」

「わかりました」

「それじゃ、反応があるまで待とうか」


それからは長期戦だった、緊張が続き寝ることも出来ないので少しずつ疲労が溜まっていく、探知役を交代しシエナやケールを少し休ませたりした


「ジョンは疲れてないのか?」

「慣れてるんでな」

「体力底無しかよ…」


『底無し』久々に聞いたな、この依頼が終わったら久々に倒れるまで素振りでもするか…


ケールが探知役に交代して暫くしたらケールが皆を呼んだ


「反応があった」

「呼び出した魔物か?」

「いや反応はまだ一つ」

「これから呼び出すのかも知れないな、様子を見よう」


暗くてよく見えないがら人形のなにかが立っている、地面に何かを書き魔力をそこに注いでいるようだ、すると光を放ち、魔物が鳴き声をあげた


「見つけた!シエナさん、灯りを!」

「わかりました!」

「二人は魔物の方に行ってくれ!」

「わかった」

「ジョン、無茶はするなよ!」


俺は飛び出して人形のものと退治する


「待て、お前だなここ最近街の近くに魔物を放ってる奴は」

「隠してたつもりですが良くわかりましたね」

「やっぱりか、倒させてもらうぞ」

「はっ、人間如きが私にかなうとでも?」

「御託はいい兎に角、お前を潰す」


空に灯りが灯る、辺りが明るくなり昼のような風景になる、目の前の人形が鮮明に見えてくる、すると人のようで人でない肌の色が青く角がある奴がいた


「何者だ?」

「これから死ぬ人間には名乗る必要はありませんね」


異形のものが殴りかかってくる、身体強化かけ、盾にも魔力を通す、相手の拳を盾で受け止める、人では有り得ない程の重さを感じるが何とか受け止めることができた


「手加減はしましたが人間がこれを受け止めるとは意外ですね」

「そりゃどうも、で、名乗る気にはなったのか?」

「特別にお教えしましょうかね、私は魔族のザガンと申します、是非墓場に持って行ってください」

「ご丁寧にどうも、死ぬ気はないがな」


ザガンとやらが手を振り上げる黒い塊が槍の形になりそれを投げつけてくる、得体の知れない物だ恐らく魔法の類だが見たことのない物のため回避することにした


「おっと!」

「ふっ、闇の属性を躱すということは魔法を使うことが出来ないのでしょうね、ではこれでどうです!」


闇の属性か覚えた、魔法なら弾けるはずだ、ザガンは腕を振り黒い刃を飛ばしてきた、恐らく闇の属性の魔法だろうな、横に広く回避が難しい、盾に更に魔力をこめて受け止める


「ほう受け止めますか、ですがいつまで魔法無しで耐えられますか?」


所詮は飛び道具と変わらない、無理やり弾いてやればいいだけだ


「おらよっ!」

「弾くだと?」

「気合があればなんとかなるな」

「舐めた真似を…!」


後ろをこっそり見ると見たことのない魔物だが順調に戦っているのが見て取れる、もう少し時間を稼げばいけるな…


「次はこっちだな」


剣でザガンに斬りかかる


「甘いですね」

「ぐっ」


腕で受け止められて反撃を仕掛けてきた、ギリギリの所で盾で防ぐ


「なかなか強者だと思いましたが防ぐだけしか脳がないようですね」

「だがお前もこっちに有効打がないだろ?」

「ええ、なので素直に引かせてもらいます」


ザガンが魔力を集めだしたどうやら逃げるみたいだが隙を作ったな


「炎、槍、投射!」

「なにっ、がっ」


ザガンの腕に炎の槍当たったようだ貫いたりは出来なかったようだが、逃走を防ぐことは出来たようだ


「残念だったな、逃げられると面倒なんでな」

「魔法を使える事を隠してたな」

「使えないと勘違いしただけだろ?」

「貴様はここで殺しておかないと厄介だ、ここで死んで貰おうか」

「それじゃどちらかが疲れ果てるまで殺り会おうか」


ザガンが魔法を撃ちそれを弾く接近してきたので剣で迎撃するが受け止められて逆の手で腹を貫こうとしてくる、盾を構えるには間に合わず横に回避するが脇腹を少し掠めた


「いった!」

「人間風情が私の攻撃を躱し切るわけがありませんよ、ジワジワとなぶり殺しにしてあげます」

「やってみろよ、ノロマ」


頭に来たようで突っ込んでくる、剣を収め拳を握り締める、ザガンの突き刺しを盾で受け止める、盾を滑るようにザガンの内側に潜り込み腹に拳を打ち込むと同時に


「炎、槍、投射!」

「ぐほっ」


よし、効いてるなこんだけ接近して魔法を撃ち込んだんだ多少は効くだろう


「貴様、剣士ではないのか」

「戦士だよ、生き残る為にはあらゆる手を使うだけだ」

「意地汚いな」

「褒め言葉と受け取ろうか」


剣を抜き次の手を考えていると、背後から


「盟友、右に」

「おっと」


聞こえたとおりに右に転がり回避すると背後から風の槍、炎の槍、雷の槍が飛んでいった


「邪魔だ!」


炎の槍と雷の槍を弾き風の槍を回避するが


「旋回」


ザガンの背後に行った風の槍が急旋回しザガンの足に突き刺さる


「っ、あ、足が!」

「これで戦いやすくなる」

「よくやった、ケール」

「ジョン待たせたな」

「いやいい相手になったよ」

「あれは何者なんでしょうか」

「ザガンといって魔族らしい」

「魔族…」

「ぐがぁ、貴様らあの魔獣を倒したのか」

「かなり手こずったけどな」

「くそっ、侮っていた、この事を魔王様に知らせなけれ…」

「炎、槍、投射!」

「ぐあっ」


ザガンに炎の槍を腕に当てる


「逃がすかよ」

「皆、こいつを倒せば街に平和がもどるぞ!」

「援護はまかせてください!」

「次は頭を狙う」

「カイト止めは任せるからな」


俺が走り出すと同時に後ろからケールが雷の槍を飛ばす、ザガンは右腕で魔法を弾き飛ばす


「おらっ!」


渾身の魔力を剣に込めてがら空きになった右腕を切り飛ばす


「う、腕がぁぁぁ!」

「カイト!」

「援護します!」

「おう!」


切り飛ばされた右腕の方からカイトが剣を振りかざす


「クソっ!」


残った左腕をカイトに向けて振りかざすが


「残念だったな」


俺は盾で左腕を受け止める


「また貴様かぁ!」

「終わりだ!」


ザンッとザガンの首が切り落とされる、カイトは剣を収めて


「はぁ、終わったな」

「お疲れさん」

「盟友お疲れ」

「ジョンさんお疲れ様です」

「3人とも連戦だっただろう?よく戦えたな」

「結構大変だったんですよ?」

「シエナの治癒魔法で回復してもらってなんとかこっちに来れたんだ」

「それはすまなかったな」

「ジョンも魔族とやらと1対1してたのは予想外だったな」

「俺も予想外だったよ、普通の人間か特殊な魔物だと思ってたからな」

「討伐が終わったし街に戻って報告しようぜ!」

「そうですね、安全になったことを報告にいきましょう」

「…」

念のため心臓にも剣を突き立ててから街に戻って報告することとした

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