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ドリフトする一般兵士  作者: 田中山さん
一般兵士、戦士になる
10/25

一般兵士、休日を謳歌する

屋敷に戻り早速アルバートに報告をした


「ありがとう助かった」

「いえまだ犯人の討伐がまだです、今日と明日の夕方まではきっちり休み戦いに備えたいと思います」

「わかった、夜に行動を起こすわけだな」

「そうですね、魔物を呼び出すとしたら夜中か明け方でしょう、よびたそうとしてるいるのが見えたら攻撃を仕掛けます」

「こちらでできることはあるか?」

「そうですね、やはり呼び出される可能性もありますので兵士の準備と可能であれば各家庭ごと光を遮る準備をしてもらえれば」

「理由を聞いても?」

「わかりました、敵が召喚をするのを確認次第明かりになる魔法を放ちますその明るさがどれ程になるかわからないためです」

「わかった可能な限り各家庭で窓を占めることを要請しよう」

「助かります」

「では明日の夜に作戦を決行しますのでよろしくお願いします」

「わかったよろしく頼むぞ、ついでだが出来れば街を観光してくれると嬉しい」


俺たちは春鹿の宿に戻り朝食を取ることにした


「ジョン、今日はどうする予定なんだ?」

「取り敢えず食べ歩きだな」

「相変わらずだな」

「僕もついていく」

「お、ケールもくるかいいぞ」

「カイトはどうするんだ?」

「シエナと街を観光するよ」

「なるほど、頑張れよ」


朝食を食べ終えケールと一緒に宿をでる


「朝飯食べたばかりだし少し散歩してから食べ歩きをしようか」

「ん」


暫く街中を散歩していたら丁度いい広場を見つけた


「ここなら屋台もでるだろうし休憩にはピッタリだな」

「そうだね」


暫く雑談をしていると小腹が空いてきたので食べ歩き始める


「ケールから好きな物選んでいいぞ」

「ならあれ」


ケールが指先指したものは鳥の肝臓の串焼きだった


「なかなか渋い選択だな」

「けっこう好き」


屋台のおっちゃんに串焼きを2本買って一本をケールに渡す、早速食べてみると…


「酒のつまみによく合いそうだな…」

「お酒飲むの?」

「旅を始める前はな」

「じゃあ旅が終わったら一緒に飲もう」

「いいぞ」


そうして、2軒め、3件目と食べ歩きをし少し腹が膨れてきたなと思い


「ケール、腹ごなしに他の店でも見て回らないか?」

「いいよ」


さてどこに行こうかな、道具屋なんて今見る時ではないし…そういえば前にバッジを貰ったな小物が好きなのだろうと思い小物店へ向かうことにした


「ここは?」

「前にバッジをくれだろ?お返しに何かあげようと思ってな」

「いいね」


さてバッジはもらったし同じものを渡すわけにはいかないな…そうなると首飾りか、腕に着けるものになるが…

ふと目に止まったものがあった、それは夏頃の朝にのみ花を開き、昼には萎んでしまう花の開いている状態の形をした首飾りだった


「これなんてどうだ?」

「理由は?」

「直感だな、あと普通に似合うと思ってな」

「ならこれにする」

「早いな、別に自分の好みのやつでいいんだぞ」 

「これがいい」

「ならそれにするか」


店主に話しかけこの首飾りが欲しい旨を伝えるすると


「もう一つ欲しい、ジョンとお揃いにしたい」

「ん?そうなのか、じゃあもう一つお願いできますか」

「あいよ」


金を払い首飾りを受け取る一つはケールに渡して首飾りをつける、ケールを見ると着けるのに苦戦しているようだったので


「首飾りつけてやろうか?」

「頼む盟友」


ケールの後ろに周り首飾りをつけてやる


「よし、出来たぞ」

「ん、ありがと」

「うん、よく似合ってるな」

「流石盟友、いい直感だね」

「さて、次はどこに行きたい?」

「あそこ」


ケールが指差す先には大きな木があり木陰ができていた


「歩いてばかりだったもんな休憩するか」

「ん」


木陰に移動して座る、ケールも隣に座ったようだ、暫く何も喋らずただ人々が横切る姿をみつめていると


「ジョンは戦う理由ってあるの?」

「戦う理由?」

「うん、私は友達を守りたいから」

「シエナを守るためなんだな」

「うん、ジョンは?」

「うーん、死にたくないからだな」

「死にたくないないなら村に留まっていれば良かったのに」

「何もできず死にたくないからな、勝てなくとも一発くらい拳をムカつく奴に叩き込んでやるくらいには強くなっておきたいんだ」

「世界中の魔物を食べてみたいからだと思ってた」

「そこまで悪食ではないさ」

「しってる」


少し間が空いたあとケールが俺の膝を枕にして横になっている

「眠いから膝借りる」

「そ、そうか」


周りからの視線が集まってくるの感じる、俺は視線が集まるのを無視するために自分も逃げるように寝ることにした…


気がつくと夕方なっていた、ケールはまだ寝ているらしい、体を揺すり起こす


「起きろ、宿に戻るぞ」

「ん、わかった」

「寝たな、夜は寝れるのか?」

「ご飯食べたら眠いから問題ない」

「便利な体質だな」


春鹿の宿に戻るとカイトとシエナが先に戻っていた、俺とケールはその前の席に座る、二人の腕をよく見ると同じ腕輪をしているようだ


「遅かったなジョン」

「まぁ、ちょっと遅れたな」

「なにか問題起きたのか?」

「いや、特には起きてないな」

「ケール、今日はジョンさんとどこに行ってたんですか?」

「散歩して食べ歩き、後はお揃いの首飾りを買った」

「いいですね!」

「あとジョンと寝た」

「「!?」」

「その言い方だと語弊があるな」

「案外冷静なんだな、もっと必死に訂正すると思ってたけど」

「訂正しても勘違いが解けない人はいるからな」


そう言いつつシエナの方を見るするすると、ケールに対して質問攻めをしているようだ


「な?」

「…そうみたいだな」


質問攻めを受けているケールを置いておき夕食を取った後、部屋に戻る事にした、することもないので魔力操作の練習をすることした、暫く練習をしているとシエナが部屋に入ってきた


「ジョンさん、ケールと同衾したって本当ですか!?」

「一応訂正するがやましい事はしてないぞ」

「そうなんですか?」

「僕は何もされてないよ」

「すみません勘違いしてたみたいです」

「まぁ勘違いするような言い方だったし訂正できたし良かったよ」

「やましい事をしてたら魔法を放とうと思ってましたけど辞めときますね」

「かなり物騒な考えだな」

「大切な友達ですからね、簡単には渡しませんよ」 


部屋にケールが入ってきた


「盟友、魔法の練習しようか」

「教えてくれるのか、助かる」

「では私は退散しますね、良いですかくれぐれもケールを酷い目に合わせないように!」


そう言ってシエナは部屋から出ていった


「何の話?」

「ケールに優しくしろってさ」

「ジョンが優しいのは知ってる」

「そりゃどうも、早速教えてくれるか?」

「まかせて」


ケールに魔法について教えてもらったあと今日は寝ることにした


朝起きると皆既に机に揃っていた


「遅かったなジョン」 

「魔法について教えてもらってたからな、それにしてもケールは早いな魔法教えてくれたのに」

「慣れてるから」

「ケールは王国の魔法使いの部隊で先生してるんですよ」

「流石だな」

「どや」

「それで、今日はどうするんだ?」

「俺とシエナはまた出かけるけどジョンはどうするんだ?」

「一日宿にいることにするよ、素振りや魔法の練習したいし」

「休日なのに熱心だな」

「物事を整理するのに丁度いいのさ、終われば部屋でゆっくりするしな、それより今日の夜に作戦を決行するからな夕方までには戻ってくれよ?」

「わかってるよ」

「ケールはどうするんですか?」

「盟友に魔法の使い方を教える」

「わかりました、何かあったら魔法で連絡してくださいね」

「なんか信用されてないような気がする…」

「大切な友達ですから、心配するのは当たり前です」

「大丈夫、ジョンはそんな度胸ないから」

「こっちは変な信頼してるな…」

「ははは、ジョンは大変だな」


皆で朝食を終えたあと宿の人に許可をもらい宿の裏で素振りをさせてもらうことにした


「ケールどうした?」

「素振りが気になるから見に来た」

「そうか、見ててもいいけど真剣をつかうから離れてくれよ」

「わかった」


久々の素振りだ、型を想像して、振る、何度もそうしているうちに心が静まっていく、ここ最近の怒涛の日々を整理出来ている気がしてくる


「意外とちゃんとしてるね」

「わかるのか?」

「騎士団との合同演習でよく見てたから」

「なるほどな、もっと粗っぽいと思ってたか」

「うん」

「あの戦い方見てたらそう思っても仕方ないな、でも基礎が出来てればこそ、あの戦い方ができると思ってる」

「納得した」

「だからこのあとの魔法の勉強も頼りにしてるよ」

「まかせて盟友」


昼頃まで素振りをし続け、水浴びをしてから昼食を取ることにした


「盟友はどんな魔法が使いたいの?」

「そうだな、皆を守るために防御中心に知りたいかな」

「そうなると魔力の質を上げる必要がある」

「質を上げるには?」

「ひたすら魔力を使うか、魔力を圧縮する想像をして魔力を操作する」

「街中では魔法を撃つわけにはいかないし魔力の操作でもするかな」

「それがいい」

「ありがとうケール、勉強になったよ」

「ん」


昼食を終えて部屋に戻ると早速魔力の操作を始めることにした、普段からやっていることではあるものの具体的に考えたことはなかったなと思い、魔力操作を始める前に少し考える事にした、硬く重い感じなのかそれともとにかく圧縮していくのかと悩んでいたところ、急にケールに手を掴まれた、すると言葉では言い表せないがしっかりとした魔力を感じることができた


「こんな感じ」

「助かる」

「コツはいるけどそこはがんばって」

「コツか…あの魔力の感じを忘れないようにしないとな」

「いつでも、してあげるから」

「…助かるよ」


夕方まで魔力操作をして質を上げようとしたがうまく行かない、これはしばらく日課になりそうだな…


食堂でケールと飲み物を飲みながら雑談をしているとカイト達が戻ってきた


「カイト、予定通りに戻ってきたな」

「当たり前だろ」

「ケール、ジョンと何してました?」

「剣の素振りと魔法の勉強手伝ってた」

「それは休暇になるのですか?」

「俺にとっては立派な休暇になるんだ」

「ジョンは良い騎士になると思う」

「そうなんですか、かなり乱暴な戦い方だと思ってましたけど意外ですね」

「ジョンは俺の剣の師匠だからな素振りを見れば考えが変わると思うよ」

「では機会があれば見せてくださいね!」

「わかった、機会があればな」


こうして久々の休暇は終わりを告げ、作戦の準備に入るのだった

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