アンコール
これは本編の曖昧な終わりが嫌だああああ!! という人のためだけに存在するもう一つのエピローグです。
もしかしたら期待はずれな内容になっている可能性もありますので、もういいや! という方だけ読み進めましょう!
「先生、おはようございます!」
「おはよう」
嘗て世界を空白に塗りつぶそうとする戦いがあった。それは後の歴史に名を刻む世界の安定を求めた神と異世界より現れた自由を求めた救世主の戦い。
人の身を超越した存在同士の決戦。しかしその戦いが終わった時、そこに立っていたのは人間だった。
勇者王リリア――。この世界に生きる人間ならば知らぬ者は居ないとまでされる最強の英雄。千の魔法を使いこなし、その剣の一撃は空を割る程の威力であったと伝えられている。
魔物をばったばったと薙ぎ払い、神をちぎっては投げちぎっては投げ、最終的には古代兵器であるラ・フィリアさえ一人で奪還したとかなんとか、そんな噂が流れている。
それが根も葉もない噂である事を当時の戦いを生き残った仲間は知っている。しかし噂は噂を呼び、勇者王リリアと呼ばれるその人物がどのような姿をしていたのか、脚色され続ける幻想の姿に最早正解は見えなくなっていた。
世界を救った英雄。勇者。女王。女神。あらゆる言葉で表現されるリリア。しかしその姿はラ・フィリアでの決戦以降霞のように消えてしまったのである。
彼女が一体どこに行ってしまったのか、それを仲間たちでさえ知らない。しかしどこかでリリアは元気にやっているだろう――そんな風に誰もが考えていた。
「おはようございます、学園長」
「おう! おはよう、ゲルト先生! 今日も元気にな!」
にっこりと微笑を浮かべ、スーツ姿のゲルト・シュヴァインが微笑みを返す。
英雄学園ディアノイア――。リリアが齎したと呼ばれる奇跡の力、虚幻魔法により世界は再生した。最後の決戦の地、そこで命を落としてしまった戦士たちさえも蘇ったとされている。
事実彼女、ゲルト・シュヴァインはその戦いの直後にごく平然と目を覚ました。イザラキの地、ベッドの上に寝転がっていたゲルトが目覚めた時、母は大層驚いたという。
ディアノイアの職員室、自分の机の上に鞄を置いてゲルトは窓辺に立ち学園を見渡す。今日も晴天快晴――。生徒たちの声が明るく響いている。
ゲルトが学園の教師になったのはある意味偶然の産物であった。一度は完全に崩壊したディアノイアの制度を整えるために活動を開始したアクセルに付き添い、彼と共に学園の復興に参加したのである。
尤も、それはゲルトにとっては暇つぶしの類のつもりだった。リリアもいなくなり、戦いは終わった。しかし問題は山積みで何から手をつけたらいいのかもわからない。呆けるゲルトを強引に学園に引き込んだのがアクセル・スキッドであった。
「今日もいい天気ですね」
「おう、そうだなあ」
適当な返事は床から聞こえてきた。ゲルトの足元、腹筋を鍛え続けているソウルの姿がある。
立派な髭を蓄え、今では学園長に就任したソウル。その視界に自分のパンツが映っている事に気づきゲルトは無言で学園町の顔面にハイヒールを減り込ませた。
「そういえば、ルーファウスが呼んでたぞ? 研究室にいるそうだから授業の前に顔を出して来い」
「はあ……。ルーファウスがですか。わかりました」
額から血が流れているのにも関わらずソウルは平然と爽やかな微笑を浮かべている。最早何を言っても無駄だと割り切りゲルトは溜息と共に職員室を後にした。
学園の復興に一年。そして教師になってから二年の月日が流れた。新しくなったディアノイア、しかしその場所は昔と何一つ変わる事はない。
廊下を歩くゲルト。擦れ違う生徒達の姿。学園は新しい歴史を刻み始めた。
古代兵器としての力を失ったディアノイアは今は厳重に封印を施され眠りについている。勿論、ふざけた変形などする事は無い。元通りの平和な学園……退屈なその日常をゲルトは何よりも愛していた。
ルーファウスの研究室に辿り着き、ノックをしてから扉を開ける。そこにはスーツ姿で立つアクセルの姿もあった。
「なんだ、ゲルトも呼ばれてたのか?」
「……アクセル・スキッド。戦闘学科の授業はもう始まりますよ?」
「今日は自習だぜ! まあそれは兎も角、お前もこっち来いよ!」
「はあ」
ルーファウスの机まで歩み寄るゲルト。そこにはボロボロの紙きれが転がっていた。
それが何なのか一瞬理解に苦しむゲルト。しかしそれを手にとって見て直ぐに気づいた。それは――どこかへ居なくなってしまったリリアからの手紙だった。
「何故かぼろっぼろで、何度も転送されたらしくてこんな有様だけど、どうやら俺達に宛てた手紙らしいんだよ」
「それでも一応魔法で修復を試みたんだがな」
ルーファウスが肩を竦める。しかしそんな事はお構いなしにゲルトは手紙を開いていた。
「ゲルト・シュヴァイン様、並びにアクセル・スキッド様……。学園に居るであろう貴方達にこの手紙を託します……」
ゲルトちゃん、アクセル君、元気にやっているでしょうか? リリアは今北方大陸からオルヴェンブルムに戻る船の中でこの手紙を書いています。
北方大陸ではブレイド君と再会しました。今では魔物を討伐するブレイド傭兵団と名乗っているみたい。元気に今でもあちこちを走り回ってるよ。
そうそう、ザックブルムの復興は順調みたい。レプレキア君も頑張ってるみたいだけど、アリアちゃんはどうかなあ? これからオルヴェンブルムに戻ったら少し様子を見てきたいと思います。
北方大陸はザックブルムに統一されるみたいだけど、南方大陸はまだまだ色々な国が犇いていて危ないです。各国が力を取り戻してきた今くらいが一番バランス管理が難しいんだろうね。
今、リリアは悪そうな人をばったばったとやっつけながら旅をしています。最近は人の親切さと温かさを再確認する毎日です。お金が無くて何度行き倒れたことか判りません。
「リリアちゃん……相変わらずだな……」
「馬鹿が加速しているんじゃないか、あの小娘……」
旅は兎に角お腹が減ります。でもいろいろな物を見る事が出来てとても楽しいです。この世界には沢山の国が在ります。北方と南方、二つの大陸だけでもかなりの数でしょう。
最近、大陸の外側に対する興味というものが出てきました。風の噂で、ディアノイアでも同じような計画が練られている事を聞きました。確か、『勇者探検隊』だったかな。
生徒有志で世界の開拓を始めるなら、リリアもそれに参加したいな〜とも考えています。それがいつやるのか決まったら連絡を下さい。
「住所不定のリリアちゃんにどうやって手紙返すんだ」
「……さあ」
あ、そうそう。リリアはこれからティパンに向かいます。魔術教会でメリーベルさんと再会する予定です。長年計画していた秘密のプロジェクトが成功するかもしれないんだ。
そうなったらきっとゲルトちゃんたちも喜ぶだろうと思います! リリアが責任以って計画を実行してくるから安心してね。ちなみに何が起こるのかはまだ秘密。
「教えろよ!?」
そんなわけで、リリアは今平和に世界を旅しています。元気にやってるし、そのうち気が向いたらディアノイアにも遊びにいくから待ってて下さい。
そうそう、旅の途中で友達が一人増えました。あとで紹介しに行きます。それでは。
「……なんというか、リリアらしい手紙ですね」
手紙を折りたたみゲルトは小さく溜息を漏らした。アクセルとルーファウスもなんともいえない表情を浮かべている。
そんな三人に授業開始時間を告げる鐘の音が届けられる。三人は同時に立ち上がり、ゲルトは手紙を机の上に戻した。
「あのリリアの事です。どうせそのうちへらへらしながら戻ってくる事でしょう」
「だなあ……。しかし、リリアちゃんの無事が心配だ。いや、リリアちゃん本人よりもそれに巻き込まれる周りの事が……」
「戻ってきたら絶対に一発は殴ります」
笑顔で拳をぎゅうっと握り締めるゲルト。その様子に男二人は黙り込んでしまった。
ゲルトはルーファウスの研究室を出て廊下を歩く。自分の生徒たちが待つ教室へ。
廊下から見上げる空は青い。リリアもきっと同じようにどこかで空を見上げている。そう信じられるから、ゲルトはリリアを不安に思ったりしなかった。
その青空の続く場所、遥か南東の交易都市ティパン。そこで同じく青空を見上げる女の姿があった。
長い栗毛色の髪を風に靡かせ、旅慣れた格好で窓辺に立つ女。暢気な様子で鼻歌を口ずさむ女の頭の上、懸命によじ登ろうとする白いうさぎの姿があった。
「サイファー、頭に爪立てないでよう」
「……うん、ごめん」
女はうさぎを抱きかかえると頭の上に乗せて笑う。そのままその場でくるりとターンして見せるとうさぎは眠たげに目を瞑っていた。
魔術教会本部、くじらの腹――。その廊下を歩くリリアの姿があった。二十歳になったリリアは昔と変わらない無邪気な笑顔で空を見上げる。
その背後、通路をうろうろするリリアに近づく影があった。黒いスーツ姿のメリーベルが車椅子を押して接近する。それに気づいてリリアは振り返った。
「あ、メリーベルさん!」
「ここ、色々な場所に繋がってるから不用意にウロウロすると飛ばされちゃうから気をつけてって言ってるでしょ?」
「あ、そうだったっけ? えへへ、次からは気をつけま〜す」
溜息を漏らすメリーベル。その膝の上にサイファーを乗せ、リリアは車椅子を押して歩き出す。
「実験、成功したの?」
「まあ、大体は……。あとは実際に起動してみるだけだけど」
二人が向かったのはメリーベルの実験室だった。その扉を開くと、部屋の中央には巨大な魔方陣が描かれている。
メリーベルが三年間研究し続けた成果がその魔方陣――。世界超越魔法、それがその魔法の名前であった。
神の存在が消えた三年前、この世界は夏流の世界とのつながりを隔てられてしまった。強固な世界の壁を越える力は既に今のリリアには存在しない。今のリリアは、ただの勇者なのだから。
しかし、余りにもそれでは不憫だとメリーベルはずっと研究を続けていたのだ。成果そのものは半年前には既に出ていたのだが、世界を点々とするリリアを捕まえるのは難しく、ようやくこうして邂逅するのには長い時間がかかってしまった。
魔方陣の中央に躍り出るリリア。その足元にぴょこんとうさぎが跳ねる。二人が立つ魔方陣がうっすらと輝きを放ち不思議な風がリリアの髪を揺らす。
「もう直ぐに発動出来るの?」
「うん。でも、まだ戻りの手段が見つかってない」
「じゃあ駄目じゃない……?」
「それを探してきて欲しい。多分、ナタルが一番詳しいと思うから、まずはナタルを探して。それにまずは一方通行でも向こうに道が開ける事でこっちからも召喚が出来るようになるかもしれない」
「じゃあ、リリアは向こうでうさぎさんを捕まえて、あとは待ってればいいの?」
「そういうこと。問題は転送座標なんだけど……」
そう呟いたメリーベルにリリアは自らの右腕を差し出す。そこには銀色に輝く鎖のブレスレット。
「これと同じ反応を探して」
「……まだつけてると思う?」
「うんっ!」
「……判った。それじゃあ、どうなっても知らないけど、ブレスレットの反応がある場所にリリアを転送するわ。言っておくけどこれ禁術だから、失敗しても責任は取れないから」
「いいよ。リリアが自分で決めた事だもん」
にっこりと微笑むリリア。魔方陣の中心に立つリリアを光が包み込んで行く。車椅子に座ったままのメリーベルが魔力を発動させる。
魔方陣の輝きにリリアの姿がかすんで行く。部屋全体を真っ白に染め上げるような眩い輝きが放たれた直後、リリアの姿は世界から消滅していた。
光の海の中、リリアは目を閉じて落ちて行く。上下左右の感覚が無くなっていく。自分が何者なのか、どこにいるのかさえ判らない。
それでも彼女は信じ続ける。遥か彼方、世界は隔てられていたとしても、巡り合えるのだと。神様の力で隔てられても、何度だってそれを超えてきた。
輝きの中、落ちて行く。眩い螺旋の中、リリアはそこで確かにもう一人の自分の影を見た。
⇒アンコール
誰かの声が聞こえた気がして振り返る。慌てて階段を駆け上がり、廊下を走って梯子を昇り扉を開いて屋根裏部屋へと顔を覗かせた。
そう、俺の冒険はこの場所から始まったんだ。それはきっとこれからも続いていく。ずっとずっと、続いていく。
「――――大丈夫か?」
梯子を上る、崩れた本の山に埋もれるようにして転倒しているそいつに俺は歩みより、そっと手を伸ばした。
そいつは顔を上げて満面の笑顔で俺を見る。懐かしい気持ちで俺は彼女の手を握り締め、本の海から引っ張り上げた。
軽い、しなやかな身体。彼女が俺の名前を呼ぶ。俺は彼女の手を握り、彼女の名前を呼んだ。
ここから始まった全て。ここで終わった全て。また何度でも始められる。物語を紡いでいける。
「久しぶり――。へこたれ勇者様――」
彼女が微笑む。小さな口で言葉を紡ぐ。耳を澄ませ、その一字一句を聞き逃さないように俺は目を閉じた。
リリア・ライトフィールド。勇者で魔王でお姫様で……ついでに妹で神様で。
泣き虫でへこたれで誰よりも頑張り屋さんな白い勇者の少女に、俺は確かに出会った――。
「――久しぶり、夏流さんっ!」
リリアが満面の笑みで言う。俺は彼女頭をくしゃくしゃに撫で、それからやたらと背の伸びたリリアを強く抱きしめた。
というわけで、ディアノイアはこれにて決着となります。
SFがメインの僕としてはこの手の異世界ファンタジーというのは不慣れでてこずる事も多かったのですが、こうしてやりきってみると中々興味深い日々でした。
一月一日に始まったディアノイアは四ヶ月を経て110話にて完結となりました。ここまで馬鹿みたいに長い作品を書き上げられたのも読者様のお陰でございます。
と、毎回長期が終わると思うのですが、今回は特に色々な人との新しい出会いがありましたね。そういうのもまた長編を書いていて良かったと思える部分です。
自分の歴史では考えられない読者数だったり感想もいっぱいきたりアンケートしたり占いしたり本当に色々在りました。色々在りすぎて本当に楽しかったです。
何より自分がやりたくて始めたディアノイア。〇〇の〜シリーズでは三作目となりました本作、思い入れは流石に深いですね。
途中ロボットが書きたくて何度投げっぱなしたくなったことか(笑) その度に読者様の感想に支えられて必至に書きまくって来ました。ほぼ毎日更新するぞおおおおおおおおと気合を入れたわけですが今冷静に振り返ると物凄く頑張りました僕。
色々な登場人物に広すぎる世界観、纏まる気配のないシナリオ、ほのぼのする気がない登場人物たち。色々な紆余曲折がありました。
最終的には暗い決戦になるのは分かっていたのですが、中盤までは何とかあの序盤のほのぼのしたカンジを続けようと思っていたのですが、途中で諦めて自分らしくやることにしました。
異世界ファンタジーは激戦区で面白い物や人気の物は沢山あります。そういう作品の中でどれだけ自分を出せるか、というのが今回のテーマでもありました。
色々な意味や思いを込めて執筆し続けた四ヶ月間、とても充実していました。ちょっと作品についての思いを語ってというメッセージとかもあったので少しだけ語って見ます。
異世界ファンタジーって主人公が異世界に行く以上、エンディングは別れしかないのだと僕はずっと考えていました。今もそう考えています。
結局他の世界なんて他人事です。ディアノイアはそういうものをどうにかしようとして、だったらいっそ最初は主人公は異世界をなんとも思わない状況から始めようと考えました。
夏流は今までの主人公とは違ってかなりキャラが目立たず不安定なヤツでした。それが物語を経験して行く中でいかに成長し、変わっていくのか。
主人公にはどうにかしてこの世界で得るものがあって欲しかった。しかし結局異世界なので他人事です。そこで何が学べるのか、今でも正直よく判っていません。
妹が既に死んでいたり、結局夏流は異世界に行っても得るものって殆ど無い。だから結局得られるものは経験と絆だけなのです。
オチとしては既に最初からああいう形になることは確定していました。異世界ファンタジーってのは難しいです。特に僕は現実にまで幻想が浸食してくるのはあんまり好きではないのです。
ナタルが現実に残る、リリアがやってくる……それはもしかしたら夏流の夢なのかもしれません。出来ればそうであってほしい。でもきっと最後まで諦めずに頑張った彼らなら、諦めないでまた巡り合える方法を考え付く気もします。
物語のエンディングは存在しない。この物語は特に物語の中の物語なわけです。夏流はいつか居なくなります。その時点で世界は終るわけではないでしょう。
たとえ僕がこうして執筆を終えたとしても続くものがあるかもしれない。もしかしたら読者様の中で未来が空想されるかも知れない。ハッピーエンドはそうした目先の幸福をイメージできるかどうか。
現実でもそういうことはあるんだと思います。結局自分の物語は自分自身が築き上げる物。だからそれを投げやりにしたり他人任せには出来ない。自分で選んで自分で走りぬけばその終わりがバッドでも後悔はしないはずです。
夏流は特に特別な存在ではありません。三流大学生になってそのうちテキトーな企業に就職する事でしょう。それでも人生は人生、それを選ぶのは彼の自由です。
世界という言葉を多用しました。しかし世界とは曖昧な言葉です。よく聞く言葉ですが結局世界って何? そう考える事も多いと思います。
この場でいう世界というのは色々な意味を持つのでしょう。でも結局世界は自分自身です。自分の見聞きするもの、自分の描く物語、それが世界なのかもしれません。
そういう気持ちで世界を連呼してみましたが、皆さんにはどのように映ったでしょうか? あんまり深く考えるような作品でもないのでテキトーに読み飛ばした人はそれが正解です。
よくある異世界ファンタジーとは一風変わった自分のファンタジー、そういうものを目指して始めたこの作品。どのような物語を描けたのかは正直自分にはわかりません。
ですが皆さんの心の中には既にそれぞれの『世界』が見えていることだと思います。そしてそこに名前をつける権利は読者様全員が持っているのです。
さあ、この名前もなかった世界に貴方の色で名前を刻んで見ませんか? そんなわけの判らない言い訳のような台詞であとがきとさせていただきたいと思います。
この長い長い小説をここまで読んでくださった皆様には本当に感謝の一言しかございません。お帰りは気をつけて。そしてまたどこかで巡り合える事を楽しみにしております。
2009/04/06/神宮寺飛鳥
なんとなーく続きそうな終わりにしてみたけど別に続きません。
もしかしたら気が向いたらTRPG化するかもしれないけど……どうだろうなあ。