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序章

淡く光る綺麗な満月に対し、流れゆく灰色の雲。それはまるで、そこにある小さな光を大きな闇が飲み込もうとするかのように、ゆっくりと、だが確実に迫っていく最中さなか、静寂に包まれた夜の街には街灯の明かりだけが寂しげに辺りを照らしていた。ここは、以前からこのように静寂な街だったわけではない。数年前の街の様子といえば、夜だというのに人々の波が絶えることはなく、明るく賑やかな、そんな活気のある場所だった、と言えるだろう。

いつしか、光夜蝶こうやちょうという呼び名に変わり、この街を知る人間たち誰もがが恐れるようになってからというもの、ここは急速に変わり始めていったのであった—。

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