渾身の一作が読まれない!
このエッセイは創作にお悩みの方が、何かの際に開いてくださったらと思って書いたものです。
小説の書き方とかは大作家さんの手引書が、小説家になろうの攻略法はランキング上位の方々が書いていらっしゃると思うので、自分は時々見かけた創作の悩みが、ちょっとでも軽くなる話を書けたらと思います。
悩んで公園にいたら、知らないオッサンが話を聞いてくれたくらいの気持ちでお読みください。
今回のテーマは『渾身の一作が読まれない!』です。
結論から先に言ってしまうと、渾身の一作が読まれないというのはよくあることです。
じっくりと設定を練り、キャラクターを考え、自分の思いを詰め込んで、プロットもしっかり作って書き上げて「よし!」と思って投稿したのが、案外受けないものです。
これは小説に限りません。
絵描きさんも「何日もかけて頑張って描いた絵が伸びないのに、こんなのが伸びてしまった」ということがありますし、音楽家も「気合い入れて曲を書いてる時に頼まれて5分で書いた曲が受けてしまった」というのもよくあることです。
きっと他のエンタメでもあることなのでしょう。
誰もが知っている大作家さんでも、本当は中国歴史物が書きたかったのにSFが流行ってしまったとか、もっと大人向けの話をやりたかったのに少女向けが受けてしまって書き続けることになったとかよくあることなのです。
なので落ち込まずに、がんばってください。