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第7話 部屋作り

 買い物が終わった後、荷物をプレハブへと持ち込んだ。今からこのプレハブの内装を整えるぞー!


「なあ、ホームセンターで買ったベニヤ板って何に使うんだ?」

「ああ、あの穴の上に置くに決まってるだろう」

「やっぱり?穴あいたままじゃあぶねぇーもんな!」


 早速ベニヤ板を穴を塞ぐように2枚並べて置く。なんで2枚かというと大きすぎるとカットしないといけないし持ち歩くのもつらかったからだ。


「ちょっと先に家ん中で使ってる棚持ってくるわ」

「おう、じゃあ札とかビニールとか剥がしておくな」


 健太が手伝ってくれるようなのでそれは任せておいて、俺は家の中で使っていた棚を取りに行った。持ってきた棚をプレハブの入り口に置いてもう1つ棚を取りに行く。2個目を持って戻ってくると、プレハブの中からありえない音が聞こえてきた。


 その音とは電動ドライバーの回転音なのだが…今日買ってきたものに必要なものはなかったはず。つまり、健太が何か勝手にやっているってことだ。


「あ、おかえり~ほら、これ見てくれよ。いい出来だろう?」


 立ち上がった健太が指すほうを見る。穴の上にベニヤ板が置いてある場所だ。よく見てみるとその2枚のベニヤ板が蝶番で止められており、さらに手前側に取っての様な物がついている。


「危なくなくなったし、取っ手があって開け閉めもばっちりだろう?」 


 どや顔がうぜぇ…何勝手に出入りできるようにしてるんだ。取っ手はともかく蝶番は何気にありがたいあたりがむかついていらっとする。


「そうだな…」

「これさえ出来ちまえば後少しだろう?午後からダンジョン行こうぜ!」

「ダンジョンか…」


 ほんとにダンジョンかはわからんが、そんなに行きたいものかね?


「やっぱ火傷の落とし前くらいはつけないと気がすまないじゃんっ?ぜってースライム倒してやる!!」

「好きがこじれるとやっぱそういう方向にいくもんなんかね。仕舞いには食べてみたいとか言わんよな…」

「えっスライムって食べれるの??」

「知らないが…その辺はスライム博士のほうが詳しいんじゃないのか?」


 首をひねって健太が考え込んでいる。やっぱ使えんなスライム博士。


「まあ…多分、食べないからダンジョン行こうぜ!」

「はぁ~~もうわかったわかった。でも俺武器とか持ってないからな?」


 一度気の済むまでダンジョンに行けば気が済むだろうと俺が折れることにした。どうやって相手にする気か知らないが、怪我とかしない程度にしてほしいものだ。


「まかせろっ武器も用意したから、よっすーの分も!」


 俺はまた頭を抱える。ほんとにもう最近は頭痛が酷いな…



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