第39話 合成の結果
今日は2階層の初探索ということで少しずつ進んでいく予定だ。健太の見た目が面白いことになっていて愉快だ。あの赤いマントを装備していて少しだけ他の装備とのバランスが悪い。見た目的に。
「よっすー木の盾も持ってこいってかさばるんだがどうするんだ?」
「こうするんだよ」
俺は健太が持ってきた木の盾と皮の盾を合成した。もちろん皮の盾がベースだ。
皮の盾→皮の盾+1 防御力10→13
そう、合成するとその能力がプラスされるらしい。それを利用して俺はかなりいい武器が出来た。
治癒の杖→治癒の杖+5 攻撃力18→38
ずいぶんと攻撃力が上がった。それに魔石が3つまで合成で取り付けることに成功し、余った魔力を10単位で溜めておくことが出来るようになった。取り付けた魔石が小さいので1つにつき20しか溜めて置けないが、満タンにしておけば自分の魔力に追加で6回治癒が使える。これは中々いいものの気がする。ちなみに早速魔石1つ分20溜めてある。
「合成すごいな…」
「うまく使えば武器を何度も買いなおさないですむかもな。まあマーケットで状態を確認しないとわからないところだけが面倒だが」
「ふむ…よっすー今日後で装備もっと強化しようぜ~」
まあ健太ならそう言うと思ってたわ。最初からわかっていたことなのでそれに頷き俺達は1回層の入り口でファーナさんと合流するためにダンジョンの中へと入っていった。
ダンジョンの中ではすでにファーナさんが待っていて俺達が来たことに気がつき、お互い挨拶を交わした。
「なあ、2階層行くのにまたここ歩いていくのか?もしまたボスを倒すんだったら準備いるんじゃね」
言われてみればそうだな、あまり考えていなかった。出来たらあのボスは連日相手にはしたくないものだ。なんといっても数が多くて疲れる。
「そうだな…2階層に行く前に自動マッピングボードだったっけ、その費用稼がないか?」
「あー便利そうだよな。いくら?」
「1つ5000リオンだったかな」
「それならすぐだね~でもその前に…はい」
ファーナさんが健太に手を差し出している。ああいつものお菓子か。健太変なもん持ってきてないといいけど。
「そうだった、そうだった。今日はこれで」
健太が取り出したのは金平糖だった。まあ金額的にも無難なところだろう。早速ファーナさんは開けて味見をしている。袋を開けるのもずいぶんとなれたものだ。
「ん、甘いっ砂糖の塊みたいね」
「まあそうだしな少し色で味が違うぞ」
「へ~かわいいだけじゃないんだね~」
どうやら気に入ってくれたようだ。でもそれも貴族に取られちゃうんだろうな…そう思うと少しだけかわいそうな気もする。
「今日はな金平糖もう1つ持ってきたぞっこれでファーナさんの分もあるだろう?」
「…っうれしいけどそれじゃあ約束が…」
「健太が勝手にやったことなんだから気にせず受け取っちゃえっ」
健太にしては珍しく気がきいているな~と俺は感心した。金平糖を受け取ったファーナさんの顔はとても嬉しそうだった。




