第38話 そこにあるのだから当然でしょう
ファーナさんのマジックバックには驚かされたが、気を取り直しアイテムの分配をした。
まずファーナさんだがどれも要らないといっていたが流石にそれはだめだと思い弓をメインに使い防御が手薄なので『スキル《シールド》』を覚えてもらうことにした。緊急時に一瞬1回使えるだけでもきっと役に立つだろうという考えで。
次に健太。こいつには…なんていうか考えというものが相変わらずないらしい。『皮の盾』は理解出来る、防御があがるからな。だけどもう1つ選んだのが『マント』というあたりが意味わからない…これは売ってしまってもいいものだと思うんだが、「なんかカッコいいから!」という理由で装備している。
というわけで残った『スキル《合成》』『魔法』『治癒の杖』が俺の物となるわけなんだが、貰いすぎなきがするな。まあ杖を貰ったのは今装備している『金属バット』より攻撃力がありなおかつ回復もできるという便利なものだったからなのだが、俺の今の魔力量だと3回使用して使えなくなる。まあ回復剤を省エネ出来るというくらいだろうか。
アイテムの分配が終わると今日は他のアイテムを売り払ったあと解散することになった。多分明日からは2階層を探索することになるだろうから各自体を休めるというのが目的なのだが、俺はみんなが帰った後再びプレハブの地下へと降りてきていた。
「さて…どうせなら手に入れたスキルと魔法を試さない手はないよな~」
まあそういうことだ。明日から2階層を探索する上で一度自分のスキルと魔法を確認しておきたかったのだ。
では早速試していこう。えーと…スキルが体力を消費、魔法が魔力を消費だな。じゃあ治癒で回復すればその分だけスキルを試せるってことだ。俺の今の体力が58で魔力が32…スキルが11回と治癒が3回あーあと魔法が1回使えるな。
この魔法が1回というのは『ウォーター』のことだがまあ…これは1回試せばいいだろう。持ってきたバケツに向けて『ウォーター』を使ってみた。すると大体バケツの半分くらいの水が溜まった。
「直接人にかけようとしたらびしょ濡れになるな。気をつけよう」
魔力もちゃんと2消費されていることを確認したので次へと移る。次は合成なのだが…何を合成してみようか。
「こういうときはいらない物とかでためすか」
杖で殴ることにしたのでいらなくなった麺棒と金属バットを持ってくる。合成の仕方はベースとするようにもうひとつの物を合成するので、この場合は金属バットのほうが強いのでバットに麺棒を合成だ。
「…これは?」
合成の結果の変化に驚いた。それからしばらく合成を繰り返し、治癒を確認した後俺は家へ戻った。




