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第23話 おはよー

 結局あれから健太は眠ってしまって夜になっても起きることはなかった。毒を受けると言うのは思ったよりも体に負担がかかるものだったらしい。ちゃんと健太の親にも連絡はいれ、泊まることは伝えてある。もちろん俺の親のほうにもだ。


 不審に思われないように2人分の夕食をプレハブに持ち込む形にした。実際は地下のダンジョン前に持ち込みここで食べた。健太の分は寝てるので食べるかわからないがそのまま置いてある。こうでもしないと親にばれてしまうからな。


 プレハブで今日は過ごすというと母さんがすごい顔をしていた。そんな暑いところで寝るなんて正気なの?とでも思ったんだろう。まあ地下だから暑くないことは内緒なので笑ってごまかしておいた。


 さて、健太が起きるまで俺も直ぐ近くで寝ることにする。念のため健太のお腹と自分のお腹にタオルをかけておいた。今日は本当に疲れた…


 瞼を閉じると血を吐く健太やうずくまる健太が瞼の裏に浮かんで目を開ける。そしてまた横にいる健太を眺めてほっとする。本格的に眠気がくるまでこれを繰り返し、気がついたら朝になっていたようだ。


 まだ少し眠い目を擦り欠伸をする。地面に転がって寝たのであちこちからだが痛い。


 昨夜運んできた食事が空になっていた。どうやら俺が寝てる間に健太は目を覚まし食べたようだ。それを片付け家に戻ると俺はシャワーを浴びた。昨夜は健太が目を覚まさず長いこと離れるのが不安だったのもあり、この夏場だと言うのに風呂に入らなかったからだ。流石に気になるからね。


 その後再び朝食を持って地下へと戻る。


「よっすーはよー…」

「おはよー朝食持ってきた」


 健太が起きてたちゃんと起きてるところを見るとやっぱ安心するね。何事もないかのように俺は朝食を健太に渡し、俺も朝食を食べ始める。


「…え?いや、何かないの?!」

「ないけど…」


 もぐもぐと口を動かしながら食事を進めているが、どうやら健太は俺の態度が気に入らないらしい。もちろん心配はしたけどもう普通に起きてるし言わなくてもいいじゃない。


「……」

「…毒ってどんな感じ?」

「気にするところそこーーー?!」


 あーほんとに今日も健太は騒がしいな…もぐもぐ。


 朝食を済ませると健太はちゃんとベッドで休むと帰っていった。まあもう見た目は普通だからね。しっかりと休むといいよ。あー…見た目と言えばズボン片足ナイフで切っちゃってるけど、あれ…どう言い訳するんだろうな~とかなんとかまあ…俺には関係ないか。


 ちょっとだけ足取りが軽くなった気がしながら俺は朝食の食器を片付けた。


 

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