恋愛ものっぽい話 まるで、空を泳ぐような 作者: 雲雀 蓮 掲載日:2015/02/23 ふわふわと宙に浮かぶ、細いものの集団 まるで雲の様にも思えるような柔らかなもの 視界に入った瞬間、僕はふっと目を奪われる 「彼女だ」と気づいたときには足が止まる おはようと友人に声を掛けて先へ進む彼女を 僕はただ見送るだけ 彼女の流れる滝ような真っ直ぐな髪が僕の世界で泳ぐのを 僕はただ、見送るだけ 声を掛けられなくても 目を合わせてもらえなくても それでもいい 僕の世界を泳ぐ 彼女の姿があれば 僕はそれだけで幸せなのだから、と