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ルミナの奏 ー淡い世界に春の祈りをー  作者: Kou
第0章 琥珀の残光
1/2

0‐1

初めて小説を書いたのでたくさん間違い、誤字などがあるかもしれません。

温かい目で本作の完成を見守っていただけたら幸いです。

 窓から差し込む琥珀色の夕陽。

 キッチンがやさしい光で包まれている。私の世界は当たり前の幸せがあふれていた。


 あの日までは。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「兄様、すごくいい匂いがするわ!今日の夕食はもしかして…」

 玄関の扉を開け、鼻をふわりとくすぐったのは、じっくりと煮込まれたお肉と脂のいい香り。

 お鍋の中がコトコトと音を立てている。


「あ、わかるかい?今日の夕食はミアの好物のシチューだよ!」

 おたまを片手に振り返った兄様が優しい目を向ける。

 私の大好物、兄様特製シチュー。それだけで、今日という日が最高に特別な日になる。


「ふんふふ~ん♪」


「ふふ、すごくご機嫌だね。そうだミア。仕上げのハーブが少し足りないんだ。バルガスさんの家の庭のハーブを少し分けてもらってきてくれるかい?」

「ええ、もちろん!すぐ戻ってくるわ。兄様はおいしいシチューを作って待っててね!」

 兄様は少し困ったように笑って私の頭を撫でた。


「私はもう子供じゃないのよ!じゃあ行ってくるね」

「!ああ、いってらっしゃい」


 私は弾むような足取りで、再び外に飛び出した。

 夕陽に照らされ微笑む兄様の顔。


 ……それが私の過ごした幸せの日々の、最後の輝きだった。



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