第88話 修練の書『蒼光支配術師《ブルールミナス》』から分かったこと
ふぁい、幹事二日目です。しかし筆者は書くのを辞めないよ!
ということで二日目も早めの投稿です! 朝は相変わらず寒いですが、めげずに頑張って参りましょう。
本日もよい読書の一日をお過ごしくださいね。
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Nemo:ジッッュ
Troi:ヘー魔ン
Levo:※m※x※
Close:be ナス
Unique PLAY:YOU
HiP(尻):large
MnP(乗換):キャリア
Spitz(犬):んげげ
Store(運営):パッセンジャー
AnGeL(天使):堕
Visit(訪問):異世界
UNLUC(不幸):orLUC
割り振り血:75%
スキル制御不能スキル制御不能
スキル制御不能スキル制御不能
スキル制御不能スキル制御不能
装ピ
UNKNOWN
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……なんだよ直ってねーじゃねーか! 少しだけ中身が違うだけで相変わらずふざけたバグだわ。この言葉、なんか意味があんのか?
ステについてはリリに聞かねーとダメだな。
メールを無視し続けてるままだけど、ま、いいか。少しくらい仕返しをしたと思って明日にしよう。
不審そうな顔で見るミンニャを待たせたままにしておく方がまずい。
「悪い。やっぱ分からなかったわ」
「はぁ。そうだと思ったので資料をまとめておきました。後で順番に確認してくださいね。それから、獲得したものは全てお返しします。身に着けるものもあるでしょうから、無くさないように」
「身に着けるものって、その手袋みたいなやつとすね当てみたいなやつだよな」
「ええ。どちらも片方ずつしかありませんね。右側用でしょうか」
色合いからしてもクエストに深く関連しそうな蒼色だ。
俺の右手に宿った源ってやつに関する道具かな。
試しに付けてみると……「あれ、消えたぞ?」
「でしたら占有AFの部類ですね。入手した時点でその人以外何の効果も持たなくなる特別品。それが占有AFの特徴です」
「そんなもんもあるのか。邪魔にならなくていいけど……っと、ミーコ寝てるぞ」
「すー……すー……」
「可愛いわ……あなたが戻って来て安心したんでしょうね。ミーコちゃん、城の入口まで出迎えに行ったって言ってましたけど、それってたまたまだと思ってます?」
「違うのか?」
「毎日ですよ。ちゃんと帰って来るからと伝えたのも毎日です」
「そっか……」
「ミーコちゃんを寝床に連れて行ったら私も帰ります。あまり浮かれて夜更かししすぎないでくださいね」
「しねーって。俺も疲れてるんだ。妖魔の力も補充しないといけないし、次のクエスト依頼だって入ってる……?」
「なんですって!? あっ……とにかく、また明日にでも話を聞きに来ますから。おやすみなさい」
「ああ、お休み」
宝も受け取らずそのまま出て行ってしまった。ミンニャも疲れてるんだろうな。
……これでようやくひとりになれた。
そういやミーコの親であるバルも、ここにはまだ来てない。どうしたんだろう?
ミーコはしっかりしてるが、あの年齢じゃ寂しいって気持ちが強いはずだ。小僧と仲良くなってくれればいいが……。
さて、眠りたいとこだが職業の確認をしないと。
一連のクエスト入手品を、入手順に不必要となったもの以外で箇条書きにしてみよう。
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クエスト開始時
・皆伝書『蒼光支配術師』
・修練の書『蒼光支配術師』
クエスト中
・右手の紋様1,支配の源
・右手の紋様2、統一の源
・王の調理場の食料品類
・宝物庫の財宝類(大量)
・姉妹に託した指輪二個(手元に無し)
・殲滅の槍(手元に無し)
・支配の刺突剣(手元に無し)
クエスト終了時
・念写の籠手(装着済み)
・躍動のすね当て(装着済み)
・用途不明金属の長棒
・職業獲得の証明書『蒼光支配術師』
・職業拡張用キー
・『蒼光支配術師』の導き書
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……これで全てだ。なんつーか情報量が多い。
クエスト中に入手した紋様以外、今は関係無いだろう。
最も見るべきはミンニャが一番上に置いた『蒼光支配術師』の導き書か。
眠くなりそうだが、中身を見てみるか。
※※※
『蒼光支配術師』の導き書
蒼光支配術師とは、支配と統一を同時に可能とする圧倒的制圧力を持つ職業のひとつである。
戦闘においては世界の理をも変え得る力を秘めた二つの『源』を巧みに操り、戦場を駆けるその姿は、見るものをも魅了する光とならん。
また、支配下にあるものを呼び出し、使役することも可能。
その者らの力量は、個々の力量に職能の力量を足したものである。
己を磨くほど使役者も強化され、使役可能となる者も増えるだろう。
さらに支配者の指輪を装着したものは、殲滅の槍と支配の刺突剣を支配させることができる。日に三度まで使用する力は絶大だが、指輪を装着するものが巧みに操る術を覚えさせる必要がある。
槍と刺突剣の双方を合わせて放つ天災、蒼色の空矛は絶大な威力を誇るが、ソルージュが使用を認めた場合にのみ使用可能な封印されし奥義のひとつである。
まずは支配の源を理解すべし。統一の源はさらにその先となる力である。
蒼光支配術師を極めんとするものよ、気を付けよ。
己の思案のみでこの職を理解するのは困難である。
そのため、皆伝書『蒼光支配術師』と修練の書『蒼光支配術師』の入手は必須である。
その二つなくば全て手探りで職業を把握する必要がある。
入手に際してはキゾナ大陸、古代樹の図書館を目指すがよい。そこにはまた、新たなる苦難の試練が待っていよう。
※※※
……つまりあれか。魔チャポンでアイテム入手してないと、皆伝書と修練の書両方とも自力入手しないといけないのか。
せっかく職業手に入れてもさらにアイテム入手クエストに追われるってわけだよな。
魔チャで引くのもきついのに、自力となると超きつそうだ。
しかし蒼光支配術師、世界の理をも変え得る力か。
クエスト中に感じた強さっていうと、殲滅の槍とザッハークを倒すときに用いたソルージュの力があるが、あれは武器の力で職業能力とは言い難いな。
次は修練の書から手をつけてみようか。
どれ……中身がちゃんと書いてあるし職業名も書かれてる。
クエストクリアが記載条件だったんだろう。読める文字がびっしりと書かれてる。
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修練の書『蒼光支配術師
支配の源編
支配の源基本概要
支配の源はその名の示すとおり、対象を支配し従属させる力を持つ。
これは生物、無機物問わずであり、付与した印の強弱や種類により支配力が代わる。
念写の籠手により与えた支配をどう使うかは修練次第。
相手に付与する方法も、直接触れる以外に手順が存在する。
印付与には多大なる労力を要する。
まずは部位支配から極めるとよいだろう。
基本技『与印術』
与印とは、相手を支配するための術のひとつである。
初歩の印は『操』。局所的に印した部位を操る術を得る。効果時間は相手の抵抗能力による。
対象に気付かれにくい基本にして崇高なる扱いやすい術である。
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『操』印術、修練その1
・片手腕立て伏せを日に100回こなすべし。
・躍動のすね当てで接近、退避方法を学ぶべし。
・念写の籠手による印の付与を修練すべし。無機物、例えば石や木材などから試すべし。
・スタミナを付けよ。さもなくば直ぐに疲れ果てるだろう
『操』印術、実践その1
・念写の籠手に支の文字を指で刻めば、発動するだろう。これは事前に記しておき発動させることも可能である。持続中は消耗する。
・同時に三つの小さなものを操れれば次の段階へ移進むべし。
・……
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……ストップだ! まじかよ。支配ってくらいだから何かを操るのは分かってたけど、初歩段階で無機物も操れるのか?
なら妖魔の力とも相性がいいぞ。トレントの枝を出してそれを操って自由に動かせるとしたらどうだ。かなりの戦力アップじゃないか。明日、北の森でトレントやクモのモンスターオーブを補充してくるとしようか。
これはかなりアツイ。早速試したいところだが、もう睡魔の限界だ。寝るとしよう。
明日からが楽しみだぜ……。
ブルールミナスさんの初歩の初歩が判別しました。
まずは支配の力からですね。
対象を支配する能力ですが、人とは限りません。それは石であったり木であったり、紙コップであったりと
様々ですね。チャージ式可能な発動能力といったところでしょうか?(大丈夫ちゃんと筆者は考えてるはず)
二章の題目どこいった? って人はもうじきその答えも分かるでしょう。
お楽しみにー!




